私は引き寄せの法則にハマりにはまった人間なのですが、数年間、自分なりに勉強してきて感じていることは、この法則は決してマジックではないということです。

 

アラジンの魔法のランプのように、自分の願望をいきなり目の前に出現させてくれるようなものではありません。

 

引き寄せの法則

 

そもそも願望実現のためのツールといいう捉え方すらおかしいと考えています。これって、大いなる誤解のような気がします。

 

では引き寄せの法則とは何なのか?

 

一言でいえば、一つの自然法則だと思っています。

 

引き寄せの法則とはこの世のルール

 

自然法則というのは、重力や引力だったり、太陽は東から昇って西に沈む、生き物は必ず死ぬといった自然界に存在するルールという意味です。季節のサイクルなどもそうですね。

 

自然の法則には例外はありません。今日は太陽が西から昇ったなんてことはないですし、ずっと生きている生物がいるなんてこともありません。

 

引き寄せの法則も、こういった自然法則の一つだと思っています。

 

では、どんな法則なのか?

 

それは、自分が考えたことが世界に反映されるという法則です。『引き寄せ』というと、いかにも何かを自分のほうに引きつけるような感覚がしますが、正確には逆で、自分のなかから現実が飛び出していくと言ったほうが、より正確だと思います。

 

英語でも『引きつける』という意味を持つ『attraction』を使って『The law of attraction』と表現しているので、翻訳自体は間違いないのですが・・・・

 

引き寄せの法則を願望実現ツールとして見てしまうことのデメリット

 

とは言っても、自分の心のなかにあるものが現実化するということは一緒なので、シークレットのような引き寄せの法則本で言われている『願望が実現した姿をイメージすると、実際に現実化する』ということは間違っていません。

 

でも、この法則を願望実現のツールと思ってしまうと、決定的な過ちを犯してしまうことになります。

 

それは、未来に目線がいってしまうということです。視点が未来にある限り、願望が実現することはありません。願望を実現するのは『いま』だからです。

 

このあたりは、阿部敏郎さん、雲黒斎さんの『降参のススメ』を読んで頂きたいのですが、簡単にまとめるとこんな感じです。

 

まず、願望を実現する力というのは、人間にはありません。神の領域といえば、スピリチュアル好きの人には理解して頂きやすいと思います。

 

宇宙に上手にお願いする方法』という本もありましたが、実現したい願望があったら、神様にお願いするしかありません。

 

でも、神様とつながるには、意識を『いま、この瞬間』に向ける必要があります。『いま』から意識をそむけていたら、神様とのつながりは絶たれます。

 

引き寄せの法則で願望を引き寄せようと思うと、つい視点から『いま』から外れてしまいます。(未来志向になってしまいます。)だから、願望が叶った状態をイメージしても実現しないという状態になってしまいます。

 

どうすれば引き寄せの法則で願望を実現するには?

 

では、どうすればいいのか?

 

言葉で説明するのは難しいのですが、とにかく私が実践して効果を感じていることをお伝えします。

 

それは、願望について考える時間を少なくすること。1日1~2分もあれば十分です。これはディーパック・チョプラの本を参考にしたことなのですが、私は朝と夕方に瞑想する前、それから寝る前に願望を書きだした紙を見るようにしています。

 

引き寄せの法則と瞑想

 

これが願望に関して意識する唯一の時間です。それ以外の時間において、願望について考えることは一切しません。

 

そして、その瞬間に焦点を合わせて、『いまここ』に生きることを最重視します。過去・未来について考えることは止めました。

 

とは言っても、今までの癖で、つい意識が過去・未来にいってしまいますが、そのことに気付いたら、すぐに意識を『いま』に戻すように心がけています。そして、心が穏やかな状態で過ごせることを最大の目標として、そのこと以外は二の次と考えるようにしました。

 

実行していることはこれだけです。

 

補足としては、私の場合、仕事をしている時が一番、『いま』に集中しやすいので、仕事する量を増やしました。

 

こんなふうにすることで、願望実現体質になりましたし、シンクロがたびたび起きるようにもなりました。

 

神様とつながった状態=『いま』に集中している状態でいれば、特に意識しなくても、願望はスムーズに実現します。(勝手に現実化するような感覚です。)

 

だから、願望実現の前に『いま』に焦点を合わせた生き方が出来るようになることが先決です。その状態を保ってこその引き寄せの法則です。この順番を間違えないようにしましょう。