このブログでは、願望を実現するための方法、幸せになるための方法について、色々と書いています。ですから、管理人のチビポールは次から次へと自分の願望を実現して、思い通りの幸せな人生を送っているんだろうなと思われている人がいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

 

叶っていない願望もたくさんありますし、失敗もたくさんしています。思うようにいかないこともたくさんあります。毎日、いつでもハッピーかというと、そんなことはなくて、辛い時や悲しい時もあるし、将来に対する不安や恐怖を感じることもあります。

 

こういった感情を不幸と呼ぶとしたら、幸福な時間と不幸な時間がごちゃ混ぜになっている人生と言えます。

 

一見、優雅に泳いでいるかのように見える白鳥も、水のなかでは必死に足を動かして水を漕いでいるという話がありますが、私の人生もそんな感じで、周りからみると悠々自適の生活を送っているように見えるみたいですが、自分のなかではバタバタもがいています^^

 

もがく白鳥

 

そんな毎日を過ごすなかで、少しずつ幸福な時間の割合が増えていっている。毎日、少しずつ前進している。

 

これが私の人生です。

 

ちなみに、こうやってブログを書いているのは幸せな時期です。気持ちが落ち込んでいる時には、わざわざブログを書こうと思ったりはしないので・・・

 

不幸な時には、その時間を過ごすのが、とても大変なのですが、こうやって幸せな時に振り返ってみると痛感することがあります。

 

それは不幸な時間がなかったら、こんなに充実した良い人生は送れていないんだろうなということです。

 

思い通りの人生を送っていたら、私はダメになっていた

 

昨日、たまたまなのですが、10年前に自分が目標を書きだした紙をみつけました。

 

目標リスト

 

2004年11月なので、私が31歳の時です。私の人生が大きく好転したのは2004年の12月からで、この時期は、ある意味どん底です。なので、借金完済なんて目標もあります。

 

5年後の目標は年収1億、不労収入月200万円、10年後(今年ですね)には財団を設立して、途上国の支援を始めるなんて目標が書いてあります。

 

この目標が実現したかといえば実現していません。ほど遠いところにありますが、それでこの10年を振り返ってみると、心から思います。

 

願望が実現しなくて良かったと・・・

 

これらの目標って、要は自分の思うようにお金を稼げるようになりたいということです。途上国支援なんて耳当たりの良い目標も書いていますが、これも心から人助けをしたいといったことではなく、当時読みあさっていた自己啓発で、ボランティアを行うのが大富豪だといったことが書いてあったからです。

 

人助けがしたいではなく、大金持ちになりたいというのが本当の気持ちで、あくまでもその象徴が途上国支援という言葉だったわけです。

 

そういえば、当時、『ゆくゆくは途上国の支援をしたい』といった話をした時、ある人から『本当に、そういったことを考えている人とは雰囲気が違う。本気でそう考えているようには見えない。』と突っ込まれたことがあります。当時は、自分でも自分のことが分からず、その人が何を言っているか分かりませんでしたが、今だとよく分かります。

 

話を戻すと、当時の私の価値観は何よりもお金。お金さえあれば幸せになれると思っていたし、お金を持っている人がエラいと思っていました。その裏返しで、貧乏は悪で、お金を稼げない人は能無し、堕落した人間とも思っていました。

 

今は、そんなことは思っていません。お金に対する考え方は大きく変わりましたが、そのキッカケの一つは目標が実現しなかったことです。

 

自分の思うように目標が達成出来ないことで、『なぜだろう?』という気持ちが生まれ、色々と模索するようになり、そこから色々なことを学ぶことが出来ました。

 

もし、10年前に書いた目標が、そのまま実現していたら・・・

 

恐らく、お金が第一という価値観は変わらなかったと思います。自分の思い通りに人生が推移していたら、自分の考え方や行動に疑問を持つこともないので、ずっと同じ価値観のまま生きてきたと思います。

 

むしろ、その価値観を強化することになり、今頃、嫌な成金親父になっていたような気がします。

 

成金

 

自分の思うように願望が実現しないことで、そんな人間になることを防ぐことが出来ました。そういった意味で願望が実現しなかったことには感謝しています。

 

不幸な時がないと人間は成長しない

 

この例だけではなく、自分が何かを得た時期というのは幸せな時ではなく、不幸で落ち込んでいる時、苦しい時です。

 

人間は順調な時には物事を深く考えることがないと言われますが、まさにその通りだなと思います。

 

だから、辛い時、苦しい時というのは本当はギフトです。こんなふうに書くと、ありきたりの言い方になってしまうのですが、これが私の正直な気持ちです。

 

そして、同時にこう思います。

 

もし、今現在、あなたが苦しんでいるのだとしたら、それはより高いステージに向かっている過程であると。

 

だから、今の不幸な状態を嘆かずに生きることに取り組むべきです。

 

不幸な時期の過ごし方

 

では、具体的に、どんなふうに毎日を過ごしていけばいいのか?

 

これは、このブログのなかで何度も繰り返しお伝えしているように、今目の前のやるべきことに取り組むことです。それは一見、願望実現とは結びつくとは考えられないことでも構いません。重要なのは動くことです。

 

逆にダメなのは、動きを止めることです。物事がうまくいかない時ほど、動ないとその状態で停滞してしまいます。流れを作るのが大切なので、そのためにもとにかく動くことです。

 

願望を実現させるうえで、時には待つことが適切な選択肢になることもありますが、その場合には、何か違うことで動きをつけることです。

 

たとえば、収入アップを目指して転職活動中で、今は相手企業からの連絡を待つしかないという時には、その部分については何もせず、そのかわり部屋を片付けるとか、新しい本を読んでみるといった感じです。

 

要は、その場・その場の状況において、今自分が出来る最良のことに取り組むということです。

 

何をすれば分からないという人は、その分からないという状況のなかでベストだと思うことに取り組んでください。繰り返しになりますが、あくまでも動くということに意味があります。

 

動く

 

正解を探すあまり動けなくなるというのが最悪な結果なので、この点はよくよく注意してください。

 

もし、動き続けているのに状況が好転しない、または悪くなっているという人は、本当にやるべきことから逃げていないかどうか自問してください。

 

たとえば、一番の問題は夫婦関係で、今度どうするのかパートナーと真剣に向き合わなければいけないのに、そこを避けて仕事ばかりしているといった感じです。

 

こうやって重要なことが逃げるという動きをしている限り、大元の問題はどんどん悪くなり、それは人生全般に波及します。上記の例でいえば、だんだん仕事もうまくいかなくなります。

 

やるべきことが分からないというのと、やるべきことを避けているというのは全く別物です。前者であれば、間違ったことをしても良い結果につながることが多いのに対して、後者は何をやってもダメです。

 

行動の内容だけはなく、どんな気持ちで行動しているのかという心の姿勢も重要ということですね。

 

これは人生に対してどれだけ真摯に向き合っているかということでもあります。真剣に生きている限り、不幸は続くものではありませんし、より良い結果を手にする肥やしになります。

 

だから安心して、悩み苦しんでください。本当に耐えられないほどの悩み・苦しみになることはありません。必ず乗り越えられるので、『私は大丈夫なのか?』と不安がらずに、目の前のことに対処していってください。これが結果的に最も最短で願望を実現することにつながります。