幸せが向こうからやってくるシンプルな法則』は山川あずささんというセラピストさんが書いた本です。2006年に一度出版されたのですが、そのときは広まらなかったのか絶版になってしまいました。しかし、その後、ジワジワと口コミで広がり、電子書籍で再版されるようになった本です。幸せが向こうからやってくるシンプルな法則

 

毎日、楽しくワクワクした心理状態で過ごすことが幸せな人生を送るための秘訣という、内容的には、引き寄せの法則そのものです。

 

ただ、内容的にはスピリチュアルを知らない人でも分かるように説明したものとなっています。それだけに理解しやすく、とても読みやすいです。

 

毎日、こんなふうに生活しよう!というアドバイスも、実行しやすいことばかりなので、私は生活に取り入れています。時々、読み返して、キチンと実践出来ているかどうか、いつの間にか忘れていることはないかどうか確認しているので、何かと読む機会が多い本です。

 

いつまでも手元に残しておきたい1冊です。

 

幸せが向こうからやってくるシンプルな法則にプラスしたいこと

 

この本は心の状態を整えるという意味では、すごくいいのですが、願望実現という観点から言うと、目標を紙に書く・イメージするといった能動的なテクニックについては触れられていません。

 

幸せが向こうからやってくるシンプルな法則を参考にして、毎日落ち着いた状態で生活することが出来れば、目標を実現しやすい状態になっているので、ここに能動的なテクニックを組み合わせると完璧かなと思います。

 

ここはほかの本で補いたいところです。

 

幸せが向こうからやってくるシンプルな法則では、願望を持たなくても自然に幸せになれる。願望は欲望でもあり、欲が強すぎると執着になり、自分に苦しめることになるので、注意したほうが良いという立ち位置です。

 

これは100%納得の話なのですが、積極的に願望を実現したいという人にとっては、物足りないかもしれません。

 

でも、そういった積極性がある人ほど、願望を執着に変化させて、自分を苦しめやすいので、この本を読んでクールダウンするといいです。

 

私自身、願望を強く持ちすぎるタイプなので、幸せが向こうからやってくるシンプルな法則を読んで、願望にのめりこまないようにバランス感覚を取り戻すキッカケをもらっています。

 

この本にも書いてありますが、願望というのは『実現してもしなくてもいいや』と自然に思える状態になった時にこそ、実現するものなので、距離感がとても大切です。

 

それを思い出させてくれるトレーナー的な1冊です。

 

幸せが向こうからやってくるシンプルな法則に書いてあることは、すぐには実践できないかも

 

行動よりも内面が先というのが、この本のコンセプトです。行動を重視する一般常識とは真逆なので、実践しようと思っても不安や恐怖で、なかなか出来ないと思います。

 

最初のうちは気持ち良くていいのですが、数分もたてば、『行動しなければ』と不安になってくると思います。

 

出来れば、その不安を受け入れながら、内面重視の姿勢を維持したいところですが、そうもいきません。

 

気がついたら、内面よりも外面重視の状態に戻っていたなんてことになると思いますが、そこは気にせず、何度も繰り返しましょう。

 

そうやって、少しずつ自分を慣れさせていけば、だんだん身に付きます。私もそうやってきました。いきなり自分を変えようと焦らないことです。

 

幸せが向こうからやってくるシンプルな法則』は手元において、じっくり何年もかけて付き合っていく本だなと思います。