こんな書き方をすると、感謝という行為が、いかにもテクニック的にみえてしまうかもしれませんが、あえて書くと、感謝は引き寄せの法則を実践するうえで最強のツールです。願望を実現するための最重要ポイントです。
感謝の気持ちで接すれば、明るく前向きな姿勢になります。これって、幸せな状態そのものなので、そんな状態を保っていれば、ますます幸せを引きつけることができます。
とはいっても、そう簡単に何でもかんでも感謝するなんてことは出来ないですよね。不満や愚痴、怒りの気持ちで接してしまうのも、また人間だからです。
私もそうでしたが、最初はウソでもいいので、続けていくと、だんだん本当になってきます。
私自身の経験で、一番印象的だったのは車の運転です。私は運転が大好きなのですが、渋滞が大の苦手。 渋滞にはまると不機嫌になるのが日常でした。イライラするのは当たり前、『ふざけんな!』と車のなかで叫ぶこともしばしばでした。
引き寄せの法則を知ることで、こんなことをしていたらますます状況が悪くなってしまうことを理解して、さらに自分の心を観察する癖がつくと、いかにこの態度が自分にダメージを与えているかということにも気付きました。
渋滞でイライラして家に帰ってきたあとは、体が疲れてヘトヘトです。エネルギーを消耗しているのが分かります。
デメリットを嫌というほど痛感したので、『車があるだけでも有り難い』、『歩いていたら大変、座っていられるだけでラッキー』などと、良い面をみつけて感謝することを心がけましたが、それで穏やかになるのは一瞬。油断すると、またすぐにイライラしてしまいます。
まさにイタチごっこでした。それでも、続けることで、だんだんイライラしている時間が少なくなってきて、今は、ほとんどなくなりました。たまにイラッとする時がありますが、その気持ちを笑い飛ばせるようになり、不機嫌なエネルギーを、その場で解消出来るようになりました。
だんだん、心が感謝の状態に慣れてきたのかなと思いますが、ここまでの変化を起こすまでに5年はかかりました。
逆に言えば、なかなか出来ないことも、何度も繰り返すだけで身になるということです。
どうしても感謝出来ない、でも感謝出来るようになりたい
もし、あなたにこんな物事があるようでしたら、諦めずに何度も繰り返してください。出来ないようで、実は少しずつ出来るようになってきています。あまりにも小さい変化なので認識出来ないだけですが、半年後、1年後に振り返れば、自分が大きく変わったことを実感出来るはずです。
瞑想は感謝の気持ちを育てる
感謝の気持ちを持てるようになったのは、何度も意識的に繰り返すという行動を取ったからですが、同時に瞑想を実践していたのも大きかったと思います。
私の場合、ナンチャッテ瞑想で、ソファーに寝転びながら瞑想用のCDを聴いています。朝晩30分ずつですが、終わる頃にはスカッとします。
Insight CD
という波の音をベースにしたCDですが、海が好きなこともあり、心地よい気持ちになれます。
瞑想を毎日、継続的に行うようになってから数年が経ちますが、着実に自分の内面を豊かにしてくれています。
おもてだった成果としては気持ちが落ち着く、おおらかになる、大きく構えることが出来るといったことですが、それが車のイライラ解消にもつながっているのだと思います。
今までは心を刺激されていたこともに、気にならなくなったという感じです。
ただし、瞑想も1日や2日やったところで変化が起きるわけではありません。やっぱり、瞑想も継続してナンボです。
感謝に関する結論
とにかく続けること。短期間で、自分がガラッと変わるわけではないが、継続していれば、着実に変化していく。
継続こそ力なりなので、思うような成果が出なくても諦めずに続けること。それが引き寄せの法則を実践して、願望実現を達成するカギ。