引き寄せの法則に関心がある人であれば、口ぐせの力については、よくご存じだと思います。スピリチュアルの世界でも、自己啓発の世界でも、口ぐせ=言葉の力について触れる人は多いですよね。

 

私はビジネス色が強い人間なので、斉藤一人さんの『ついてる』や佐藤富雄さんの口ぐせの法則などが最も馴染みが深く、昔から著書を参考にさせて頂いていました。

 

口ぐせ

今でも、心が不安や心配でいっぱいなったときや気持ちが暗くなった時には、『ついてる』という言葉を口にするようにしています。本当は毎日、言っていればいいのですが、調子が良くなると忘れてしまいます(;^_^

 

ですから、私にとっては、調子が崩れた時に原点に戻るという意味合いも強いのが口ぐせです。

 

あと、私の場合、子供の頃から『大丈夫』という言葉は口ぐせになっているので、日常的に使っています。その甲斐あってか、本当の意味でダメになったことはなく、ピンチは多々ありましたが、最後の最後にはどうにかなっています。

 

まさに、『大丈夫』です^^

 

マイナス思考を上書きするために口ぐせの力を活用しよう

 

願望を引き寄せるには、毎日明るい気持ちで楽しく過ごすのが一番です。でも、人間というのはついマイナスのことを考えてしまうものです。

 

思考というのは、元々、マイナスのことを考えるようになっているので、これは仕方がないことです。物事を悪く考えるのは危機管理能力の裏返し、生き残るための本能として人間に備わっていることだと言われています。

 

ですから、意識的にプラスのことを考えるようにしないと、どんどん気持ちはネガティブになっていきます。ただし、プラスのことを考えるといっても、願望が実現した姿をイメージするといったことは、そう簡単に出来ません。

 

経験がある人が多いと思いますが、気持ちが暗い時には、あまり明るいことは考えられないものです。落ち込んでいる時に、『願望が実現した状態を想像してワクワクして』と言われても、そもそも、その気になれないと思います。

 

無理にイメージしても、楽しくないどころか苦痛で、かえって逆効果です。

 

こんな時に、気持ちを切り替えるきっかけとして最適なのが、『大丈夫』、『ついている』といった短い言葉を繰り返すことです。苦にならないですし、機械的に繰り返すだけで、自然に気持ちが変わってきます。

 

これって、本当に不思議なことですが、便利な機能なので、是非有効活用しましょう。

 

オススメなのが、いざという時に、自分が立ち直るためにつぶやく言葉を1個用意しておくことです。私の場合、『大丈夫』なのですが、これは何でもOKです。

 

ついてる、ありがとう、感謝、愛してる、etc

 

自分にとってシックリくる言葉を選んでください。

 

また、こういった言葉を毎日、思いついたら口にする(心のなかで繰り返す)のもオススメです。

 

私は不安を感じた時、マイナスのことを考え始めた時を『大丈夫』という言葉を口にするサインとしていて、自分がそんな気持ちになっているなと気づいた時には、すぐに大丈夫とつぶやくようにしています。

 

あとはイライラした時や怒りの気持ちを覚えた時も、大丈夫という言葉のサインと捉えています。

 

マイナスの感情を感じなくてもいい?

 

ちなみに、口ぐせの話って、通常はこれぐらいで終わりなのですが、以前、私はここで疑問に思っていたことがあります。同じ疑問を持つ人もいるかもしれないので、ちょっとシェアさせて頂きます。

 

疑問というのは、『マイナス思考をプラスの言葉で打ち消すという行為は、マイナスの感情を抑圧することにならないのか?』という疑問です。

 

スピリチュアルにはクレンジング(感情の浄化)といった概念がありますよね。

 

何かの感情を抱いたら、その感情に浸って感じきることでクリアにすることが大切。それらの感情を無視すると、メンタルブロックの形で残り、願望実現を妨げる。

 

こんな考え方です。

 

クレンジングって、とても大切なことで、湧き上がってきた感情を素直に感じることで解消されるというのは、まさにその通りです。

 

ただ、そうなると、不安を感じたときには、キチンとその不安を感じないといけないのでは?

 

昔、私はこんなふうに思っていました。かといって、不安の気持ちを感じると、どんどん不安がふくれあがって、ドツボにハマッてしまうこともあります。それよりも『大丈夫』と気持ちを切り替えたほうが、すぐに明るくなって元気になれます。

 

でも、それが不安という感情を抑圧することになってしまわないか心配でもありました。

 

正直、今まで、この疑問を解消してくれる考えに出会ったことはないのですが、自分なりの指針は出来ています。

 

それは、感情の強さで判断するという指針です。

 

基本的には、マイナス思考が出てきたら、大丈夫という前向きの言葉で打ち消します。それで気持ちが明るくなるようだったら、それでOKです。

 

大半のマイナス思考は、これでなくなりますが、なかには『大丈夫』という言葉では打ち消せないような強力な感情に直面することがあります。

 

たとえば失恋した時、仕事で大失敗をした時、知人から誤解をうけてショックな言葉を言われた時などですが、悲しさや怒り、不安感などで心が圧倒されます。

 

『大丈夫』と口にしても、それでどうにかなるというレベルではありません。そんな時には、徹底的に、その感情に浸るようにしています。

 

先ほども触れたように、人間の思考はもともとマイナスよりなので、基本的に悪い方向に考えます。だからこそなのですが、大半のマイナス思考は取るに足りないもので、取り越し苦労で終わるものばかりです。

 

そういった思考は、たいして力がないので、気持ちを切り替えれば勝手に消えていきます。無視しても抑圧することにはなりません。だから、最初から相手にしない。

 

(やっかいなことに、相手にしていると、どんどん力を増してくるので、取るに足らない不安でも、ずっと考えていれば、とんでもなく深刻なものに成長してしまいます。相手にしないことです。)

 

でも、本当に深刻なマイナス思考というのは、キチンと向き合わないと処理することが出来ないので、そういった感情については、時間をかけてジックリ感じるようにします。

 

これが私なりの指針です。ずっと活用してきてシックリきているので、我ながら、なかなか効果的なものだと感じています。

 

今すぐに口ぐせの力を活用し始めよう!

 

口ぐせの力を活用しようと思えば、この瞬間からでも実行できます。本当に強力なので、ぜひ今から取り入れてください。気持ちが前向きで明るくなれることが実感出来るはずです。

 

最後に注意点としては、口ぐせは複雑にしないことです。複数の言葉を使い回したり、長いセリフを言おうとしないことです。

 

自分のお気に入りの短い言葉を一つ決めて、それを言い続けるのがオススメです。

 

シンプルイズベスト

 

これが口ぐせの力を活用する時の鉄則です。