薔薇にまつわるスピリチュアル的な意味合い

 

数ある花のなかでも、きらびやかなイメージがある薔薇。その容姿と香りに、魅了されている人は多いと思いますが、この薔薇には、スピリチュアル的には、いったいどういう意味が込められているのでしょうか。

 

このページでは、薔薇という花が持つ、スピリチュアルの意味合いについて、まとめてみます。

 

花のスピリチュアル的な意味

元々、植物というのは、スピリチュアル的には、『魂』を持っている存在とされています。特に、生きている花は、『その場所』を陽のエネルギーに満たしてくれる、有り難いものと解釈されています。

 

同時に、その場が持つ負のエネルギーを吸い取って綺麗にしてくれるものとも言われています。人が一緒にいれば、その人のマイナスエネルギーを吸収してくれます。花と同じ空間にいることで、落ち込んでいた気持ちが回復したといった経験がある人は、多いのではないでしょうか。

 

ただし、そのかわり、マイナスのエネルギーを受け取った花は、すぐに枯れてしまいます。それくらい敏感に、花は、場のエネルギーに反応します。

 


花々が綺麗に大きく咲き乱れている場所というのは、陽のエネルギーがたくさんある場所であり、相乗効果で、さらに陽のエネルギーが高まるので、いわゆるパワースポット的な場となります。

 

迷いごとや悩みがある時に、こういった場所に足を運ぶことで、改善されるというのは、こういった理由があるためです。

 

薔薇は神様が好きな花

花のなかでも、薔薇は、特に神様が好きな花と言われ、神様が側にいたときは、薔薇の香りがするといわれます。これは、神様が、自分と会った証として、薔薇の香りを残すためです。

 

薔薇の香りは、悩みがあって気分がすぐれないときや、嬉しさや喜びを見いだせないとき、過去の良かったことを思い出だせて、人の心を穏やかにする効果があると言われていますが、これは、神様の愛があなたを包んでくれていることを意味します。

 

また、薔薇は女性との相性が良い花でもあり、心の中が悲しみや寂しさで、いっぱいになった時には、薔薇を選ぶという女性が多いです。

 

こういった人々は元々、心が優しく、愛に満ち溢れている人々なのですが、大切な何かを失った人は、傷ついた心を守るために、負の力を自らの心に埋めようとしますが、そんな時、薔薇の花びらや香りは、閉ざしてしまった心に、『陽』のエネルギーを灯してくれ、精神的に解放してくれます。

 

薔薇の花は、昔から『愛』を表現する花として扱われてきました。様々な国の人々、特に王族を魅了してきました。きっと物質だけでは心が埋まらなかったのでしょう。本当に必要なものは何か、本能的にわかっていたということだと思います。

 

では、ここで、薔薇という漢字をスピリチュアル的に考えてみましょう。薔薇の『薔』という字は、草冠に『嗇』という漢字で成り立っています。

 

この意味は、『ぐるりと取り囲む』であり、『薇』は元々、『微』なのです。このことから、『微妙に周りに存在する』という意味になります。つまり、薔薇は、あなたを守るバリヤーの役目を果たしてくれているということです。

 

薔薇が嫌いな人

世の中には、薔薇が嫌いという人もいますが、なぜ、嫌うのでしょうか。スピリチュアル的な観点で見ると、ここにも意味があります。

 

薔薇には、その人の持つ本質を呼び起こす力があると言われています。つまり、薔薇と一緒にいることで、自分の本質が嫌でも暴かれることになるのですが、そこに嫌悪感を抱く人が、薔薇を嫌うわけです。

 

従って、薔薇を嫌っているというのは、自分自身を嫌っているというスピリチュアルメッセージです。ただし、薔薇を嫌うというのは、本当に自分に嫌な部分があるというよりも、自分自身の魅力を気付いていないというケースのほうが多いです。

 

本当は、自分は魅力ある存在なのに、そこに気付いていない。気付いていないから、自分の価値を感じられず、嫌になってしまう。でも、本当は価値ある存在なのだから、そこに気付けば、自然と自分を好きになる。

 

薔薇を嫌いという人は、こんな状況に陥っている可能性があるということを、意識してください。

 

なお、女性の場合だと、女性である自分自身を否定して、女性が好むものを避けていたり、抵抗していたりするケースも多いです。女性性を否定しているということですね。

 

そうやって、否定したとしても、現実には、女性性が確実に存在しているわけですから、自分を否定するのではなく、あるものはあると、そのまま認めてください。これが、スピリチュアルの世界からのメッセージです。

 

仮に、今、自分が嫌いでも、そのことを改善しようと思うのであれば、薔薇は、あなたをサポートしてくれる存在になります。

 

もし、あなたが、
心に空虚感を感じていたり、力が湧いてこないと思ったとき
日々の生活におわれて周りが見えなくなったとき
自分を認められないとき

 

そんなふうに感じた時には、薔薇を部屋に飾ると、きっと雰囲気が変わります。次第に心も落ち着き、物事が好転していくはずなので、試してみてください。

 

結論:薔薇にまつわるスピリチュアル的な意味合い

生きた花は『その場所』を陽のエネルギーにしてくれる存在、または、負のエネルギーを吸い取って綺麗にしてくれる存在であり、そんな花のなかでも、薔薇というのは、神様の愛を表現する、愛情に溢れる存在です。

 

薔薇の香りは、神様の愛で、あなたを包んでくれるので、その愛をしっかりと感じてください。

 

また、薔薇が嫌いな人は、自分自身の魅力に気づいていない人です。自分を否定するのではなく、そのまま受け入れてください。そして、少しでも、そんな気持ちになった時には、薔薇というのは、あなたを強力にサポートしてくれるので、部屋に薔薇を飾ってみてください。

 

その瞬間から、物事が好転するはずです。