膀胱炎が出来ることのスピリチュアル的な意味合い

 

若い女性や高齢者に多い膀胱炎。経験のある方だったらわかると思いますが、ムズムズする、ヒリヒリするといった、あの嫌な感じは、本当に不快なものです。膀胱炎は1度かかると、再発を繰り返すことが多い、再現性が高い病気です。

 

医学的な見地から言えば、膀胱炎というのは、大腸菌や腸球菌などが原因で、膀胱や尿道に炎症を起こす病気となり、男性に比べて女性は、尿道口が膣や肛門に近いために、感染する率が高くなっています。

 

では、スピリチュアル的には、膀胱炎というのは、いったいどのような意味合いがあるのでしょうか。このページでは、膀胱炎という症状が持つ、スピリチュアル的な意味合いについて、まとめていきます。

 

膀胱炎は、執着を表現するメッセージ

膀胱というところは、排出器官の一つです。食物から栄養分を取った身体が、最後に消化できなかったものを外に出すところです。ここに炎症が起こって、排出が出来ないということは、自分にとって不必要なものを、手放すことが出来ない状態を意味しています。

 

これは、痔という症状が持つスピリチュアル的な意味合いと似ていますが、(詳しくは、『痔が出来るということのスピリチュアル的な意味合い』のページを参照してください)、膀胱炎の場合、水分が関係しているという点が、痔とは違っています。

 

膀胱炎になると、水分(おしっこ)が流れ出る際に、痛みが生じます。体内の水分は『感情』を表すといわれており、そこで、痛みが生じるというのは、感情のコントロールが上手くいっていないという状態を意味しています。

 

また、膀胱炎の時に、排尿をすると、独特な残尿感がしますが、この残尿感は、物事への執着心が強く、なかなか捨てることの出来ないモヤモヤとした感情を意味しています。

 

もし、膀胱炎にかかった時には、過去に経験した嫌な思い出などを、振り返ってみてください。膀胱炎は、そんな感情を表現していることがあり、その嫌な感情をしっかりと味わうことで、症状が改善していきます。

 

膀胱という漢字が意味するもの

『膀胱』という漢字から、スピリチュアル的な意味を探っていきましょう。膀胱の『膀』は、『月』と『旁』という漢字から成り立っています。『月』については、このサイトにおいて、たびたび触れていますが、体の一部という意味を持つ、『肉月』からきています。

 

同時に、『月』は、『生臭いもの』という意味も持ちます。一方、『旁』は、『あちらこちら』、『あのかたこのかた』などのように、複数を表現する漢字です。

 

さらに、『胱』の『光』は水分のキラキラする様子を表したものであり、それは『おしっこ』です。つまり、『膀胱』というのは、『体の方々にある生臭い水分』という意味を持つ言葉であり、そこから、体の中で要らなくなったものを表現しているとも、スピリチュアル的には捉えられています。

 

膀胱炎になるということは、この要らなくなったものを外界に排出しづらい状態になっているわけですから、スピリチュアル的に見れば、マイナスの圧力がかかっている状態を知らせていると、みなすことが出来ます。

 

膀胱炎が出来たらどうする?

医学的な治療は必ず行ってください。医学的に出来ることは行いつつ、スピリチュアル的な視点においても、問題解決を目指すというふうに、医療行為とスピリチュアル的な行為を、同時並行で進めるのが、最善の方法です。

 

医療行為については、お医者さんの指示に従って、しっかりと治療を行う。同時に、スピリチュアル的には、過去に経験した嫌な思い出と、しっかり向き合うことです。

 

こういった思い出を、心から消す必要はありません。消そうと思っても、まず消えませんが、その感情をしっかり味わうこと自体が、自分を癒すことにつながるので、過去と向き合い始めると、不思議と、膀胱炎は、おさまっていきます。

 

管理人の友人の体験談

これは、管理人の友人が、膀胱炎になった時の話です。友人から、膀胱炎に悩まされているという話を聞いたので、なぜ膀胱炎が起こるのかを説明して、こんな質問をしてみました。

 

  • 過去のことで、最近、急に思い出して、恐怖や嫌悪感を覚えているものがあるか?
  • 本当はやりたけど、我慢していることが、何かあるか?

 

そうすると、彼女は、家庭環境の不満と、今住んでいる家から出たいと思っているということを、私に教えてくれました。ただし、現実的には、すぐには実行出来ないことなので、

 

  • もっと自由になりたいと強く願うこと
  • 家族の不満について、考えないようにすること
  • 自分がやりたいことをやると強く思うこと

 

この3つのことを意識するように、アドバイスしました。とにかく、出来る範囲内で、自由に自分を表現してみようという趣旨です。

 

このことを彼女に実践してもらったら、少しずつ、膀胱炎の症状が改善されていきました。心と体は繋がっているので、心を開放することで、身体も正常に戻ったのだと思います。その後、病院でも治療を受けて、膀胱炎は完治しました。

 

また、自分の感情を解放することで、楽になったのか、家族に対する不満も、徐々に薄れ家族と住むことに対する抵抗感も少なくなったようです。

 

それでも、彼女の家を出たいという気持ちは変わらなかったのですが、今の状況を受け入れられたので、落ち着いて、家を出るという目標のために、努力出来るようになりました。結果として、その数年後ではありましたが、その目標は、無事実現しました。

 

結論:

膀胱に炎症が発生して排出が出来ない状態というのは、自分にとって不必要なものを、手放すことが出来ないことを意味する、スピリチュアルメッセージです。

 

また、体内の水分は『感情』を表すものであり、そこから、膀胱炎の残尿感というのは、自分の感情を、上手くコントロール出来ていない状態を、意味しています。

 

つまり、膀胱炎というのは、今が自分自身の感情と向き合うタイミングであるということを、伝える症状です。心と体は繋がっていて、心を開放すると、身体も正常に戻ってきます。この機会に、自分自身の感情をしっかりと感じてみてください。