蜂が持つスピリチュアル的な意味合い

 

虫のスピリチュアル的な意味合い』のページでも述べた通り、我々日本人は、『虫』に関して様々な言葉を作ってきました。虫に関する慣用句は、どちらかと言えば、悪い意味で使われることが多いのですが、『蜂』の場合には、どうなのでしょうか。

 

このページでは、蜂という虫が表現する、スピリチュアル的な意味合いを探っていきますが、我々日本人は、蜂に関する様々な慣用句も、たくさん作ってきています。

 

たとえば、

 

  • 泣きっ面に蜂
  • 虻蜂取らず

 

『泣きっ面に蜂』の意味は、元々泣いて顔がくしゃくしゃの上に、蜂に刺されて余計に顔が腫れることを意味しています。『虻蜂取らず』は、虻も蜂も捕まえようとして、両方とも逃がしてしまう情景を表現する、慣用句です。

 

このように『蜂』の慣用句は、『虫』と同じように、悪い意味で使われているのですが、スピリチュアル的には、良いメッセージと悪いメッセージ、双方の意味を含んでいると、考えられているので、それぞれ、一つずつ見ていきます。

 

蜂に関する良い意味合いのスピリチュアルメッセージ

蜂は女王蜂を中心に、花の蜜を巣に持ち帰り、懸命にその子孫を残そうとして働きます。その姿から、『蜂』は『従事』を意味しています。

 

特に、ミツバチは蜂の中でも、働き者とされており、ミツバチの夢を見たり、実際に、どこで見かけたりした場合には、『今、あなたの置かれている環境に感謝して、一心に尽くしてみなさい。』というメッセージを、スピリチュアルの世界から受け取っていると考えてください。

 

たとえば、会社の仕事を、嫌々やっているという人がいたら、その仕事があることで、自分がどんな恩恵を受けているか、冷静に考えてみてください。

 

そうやって振り返ってみると、それほど悪いものではないという気持ちになってくると思いますので、そうしたら、その仕事に対して感謝したうえで、心を入れ替えて、取り組んでみてください。きっと良い方向に運気が変わっていきます。

 

また、夫婦、友人、親子、上司など、人間関係において、何か不満を持っているのであれば、その人との関係から、得られる恩恵に感謝するといいでしょう。

 

※補足)自分には感謝出来ることがないと感じた場合には?

もしかしたら、ここまで読んできて、『恩恵など、何も受けていない。感謝出来ることなど、何もない。』と感じている人もいるかもしれません。

 

実際、本当に自分に何のメリットもないということは普通にあるので、その感じ方が間違いとは断言出来ないのですが、蜂(の夢)を見たということであれば、そのなかでも、何か感謝出来ることが隠されている可能性が高いです。

 

むしろ、そのことに気付きましょうという、スピリチュアルメッセージであるとも言えるので、少し冷静になって考えてみてください。

 

蜂に関する悪い意味合いのスピリチュアルメッセージ

蜂の中でも、スズメバチのような、刺されると死ぬかもしれない、危険性の高い蜂の夢を見た時、もしくは、実際見たという時には、それは『危険が迫っているので注意すべき』という意味の、スピリチュアルメッセージです。

 

それは、仕事のことかもしれないですし、人付き合いに関することかもしれません。いずれにしても、近い将来、大きな問題が起きる可能性が高く、冷静に注意深く対処しなさいという、緊急のお知らせを受けていると捉えてください。

 

スズメバチは、一度攻撃モードになると、なかなか追い払うことが出来ませんが、それと同じで、スピリチュアル的にも、一度、その状況に陥ってしまったら、そう簡単に解決することが出来ないため、起きる前に、方向を転換して、事前に防ぐことが重要です。

 

管理人の友人の体験談

これは管理人の友人が体験したことですが、ある日、突然、スズメバチが部屋の中に入ろうと、網戸を何度も突っついてきたそうです。そうはいっても、何も出来ないので、そのうちいなくなるだろうと、無視していたのですが、次の日も次の日も、スズメバチが消える気配がありません。

 

その友人は、スピリチュアルに詳しい人間だったので、『危険を知らせるメッセージかも』と考えて、自分の身の回りのことに対して、注意深く目を向けるようにしたそうです。

 

その時には、何を暗示しているか分からなかったので、仕事のことから、友人関係、金銭的なもの、メールまで、とりあえず、あらゆるものに対して、気をつけたそうです。

 

そうしたら、仕事に関して、あるミスが見つかりました。その時点においては、大ごとではなく、すぐに修正して、何とも無かったけど、そのままにしていたら、大きなトラブルに発展していたかもしれないということでした。

 

蜂が、このことを知らせてくれていたのかどうかというのは、私にも友人にもわかりませんが、ただ、その時を境に、蜂の姿が見えなくなったということなので、そう考えると、やはり、緊急の危険性を知らせるスピリチュアルメッセージだったのかもしれません。

 

結論

『蜂』の慣用句は悪い意味で使われているケースが多いが、スピリチュアル的には、『良いメッセージ』と『悪いメッセージ』、2つの意味合いが隠されている。

 

良いメッセージは『従事』を意味しており、『今のあなたが置かれている環境に感謝して、一心に尽くしてみなさい』というお知らせ

 

悪いメッセージは、『危険が迫っている状態』、『注意』を喚起するお知らせとなる。