パニック障害という心の病が持つスピリチュアル的な意味合い

 

※このページを読まれる方へ
このページでは、パニック障害という症状について、スピリチュアル的な視点から見た時に、何を表現しているのか、その意味合いについて、まとめてあります。その内容については、嘘偽りなく、真摯にまとめていますが、一つの解釈に過ぎないという側面もあります。

 

自分の内面を変えることで、病気が改善することもありますが、同時に、科学的に効果的と認められている治療を受けることも重要です。病気をスピリチュアル的な視点だけで、解決しようとするのは、危険なので注意してください。

 

スピリチュアル的なことも意識しつつ、医学も活用するというのが、病気を直すうえでは、必要不可欠というのが、このサイトのスタンスですが、パニック障害のような心の病気というのは、かなりデリケートな部分であり、対応を間違えると、かえって悪化させてしまいます。

 

そのため、医学的治療も極めて重要ということを、最初に、改めて強調させて頂きます。

 

あなたは、『パニック障害』と聞いて、どんなことが頭に思い浮かぶでしょうか。パニックという言葉から、何かに慌ててしまうといったイメージを持つかもしれません。このページでは、パニック障害という症状が持つ、スピリチュアル的意味合いについて、お伝えします。

 

パニック障害は、心をコントロールするための行動

  • イライラする時、心がむしゃくしゃしている時、カラオケで思いっきり歌うことで、スカッとした
  • 普段は反抗出来ない相手に対して、思いっきり意見を言うことで、胸がスーッと楽になった

 

あたなには、こんな経験があるでしょうか。感情を一気に放出すると、心が楽になりますが、実はパニック障害を持つ人も同じです。パニック障害の症状が出ると、その時は大変ですが、その後は心が楽になるのです。

 

つまり、パニック障害という症状を出すことによって、溜まった感情を放出しているというわけです。そう考えると、パニック障害というのは、心をコントロールする技術と捉えることも出来ます。

 

心のコントロールとパニック障害の関係性

この説明だと、腑に落ちないという人もいると思いますので、もう少し、詳しく見ていきます。

 

人間には、欲というものがあり、その欲を実現化するための力を持っています。

 

たとえば

 

  • 食べたいものを食べる
  • 見たいものを見る
  • やりたいことをやる

 

というのは、自分がやりたいことを、そのまま実現している状態ですが、これは言い方を変えると、実現出来るだけの力(=能力)がある状態とも言えます。

 

一方、人間は

 

  • 食べたいものを我慢する
  • 見たいものを見ないでおく
  • やりたいことを我慢する

 

というふうに、欲求を我慢することも出来ますが、この『我慢』も、心の持つ力の一つです。(実現するのがプラス方向の力とすれば、我慢するのはマイナス方向の力と言えます。)

 

しかしながら、この『我慢』というのは、人間だけが持つ能力であり、他の生物は持っていません。欲求を叶える力は、どんな動物でも持っていますが、欲求を抑える能力というのは、人間しか持ち合わせていません。

 

この能力は、精神的なものから肉体的なものまで、人間に大きな恩恵をもたらしています。我慢する力があるからこそ、人間は強くなっていくことが出来ると言えます。

 

人間をより一層の高みにあげてくれる能力とも言えますが、『我慢』には、相応の犠牲が伴います。それがストレスです。ストレスというのは、まとまったものになると、人間の心にも体にも、悪影響を与えます。

 

あまりにも過度になると、体調を崩したり、心がおかしくなったりします。極端なことを言えば、死に至らしめることさえあります。そのため、人間はストレスが溜まった時には、解消するための行動を無意識に取ります。

 

しかしながら、ストレスにさらされる状態が長期的に続くと、だんだんとそのストレスが抜けづらくなっていきます。

 

そうなると、心がストレスを解放出来ず、内に込めるようになるのですが、スピリチュアル的には、この溜まったストレスは、『不安』や『恐怖』といった感情を生み出す源と捉えます。

 

もしパニック障害になったら

パニック障害になったら、医学的な治療を受けることが最優先ですが、上記の説明からも分かるように、スピリチュアル的に言うと、パニック障害は我慢から生じる恐怖や不安を意味します。そのため、心の中から、この恐怖と不安を取り除いてあげることが一番です。

 

まず、最初に、あなたが今、悩んでいることを紙に書き出してみてください。そして、書きだしたものについて、一つ一つ、じっくりと考えて、そのなかで、今すぐ解決出来そうものがあれば、それはすぐに実行に移してください。

 

その結果、実際に、その悩みが解決すれば完璧ですし、仮に解決しなかったとしても、実行に移すこと自体が、パニック障害の緩衝の役目を果たすので、症状の改善につながります。

 

ちなみに、こうやって、心の状態が良くなれば、悩みを解決する力そのものが上がるので、これまで解決出来なかった悩みも、だんだん解消していきます。

 

もし、リストアップした悩みが大きくて、今の段階では手に負えない問題であれば、何が、その悩みの原因なのか、理由を把握するだけにして、あとは何もしなくて構いません。

 

理由を把握するというのは、物事を直視するということですが、知るということは大きな力なので、これだけでも、プラスの方向に物事が進みます。逆に、無理に解決しようとすると、かえってストレスを溜める結果になるので、注意してください。

 

少しずつ時間をかけて『暗示』をかける

不安や恐怖といった感情は、時間をかけてあなたの中で膨らんでいきますので、この感情を大きくしないで日々を過ごしていくということも、重要なポイントになってきます。

 

そこで日々、自分自身に対して、『このままでも大丈夫』、『きっと良くなる』というふうに、暗示をかけることを習慣化してください。簡単なことですが、こうするだけでも、マイナスの感情が、和らいでいきます。

 

また、この暗示は、行動を伴うことによって、より一層かかりやすくなるという性質があります。そこで、毎日運動する、勉強するなど、自分に自信をもたらすようなこと、『大丈夫』という暗示を確信することにつながるようなことを、継続するようにしてみてください。

 

そのうえで
『私は毎日欠かさずジョギングが出来るんだから、なんでも跳ね返せる力を持っている!』
『毎日、努力が出来る私にとって、パニック障害など眼中にない!』

 

といったような、自己暗示を何回もかけてください。いつの間にか、あなたの持つ感情をコントロール出来るようになります。

 

気付くことがスピリチュアル

我々は、毎日のように、スピリチュアルの世界からのお知らせを、神様から受け取っています。(神様は、色々な形で、様々なメッセージを、私達に送っています。)

 

このスピリチュアルメッセージの意味を汲み取ることが、人生を好転させるきっかけになりますが、そのメッセージに気付くかどうかというのは、あなた次第なので、常日頃から、意識するようにしましょう。

 

今回のテーマであるパニック障害であれば、『この症状には、どんなスピリチュアルメッセージが隠されているのだろう?』と自問することです。この問いが気付きにつながります。