腰痛のスピリチュアル的な意味

 

人間には、様々な現象を通じて、スピリチュアルメッセージが届きます。その現象というのは、ある時は、病気であったり、事故であったり、動物であったりと、本当に多種多様ですが、その現象にいち早く霊的なメッセージがあることを気付き、悟ることが重要となっていきます。

 

このページでは、腰痛という症状を通じて、スピリチュアルの世界から、どんなメッセージが届けられているのか、その意味合いと、解決法について、詳しく見ていきたいと思います。

 

腰痛は、気の流れが滞っているというスピリチュアルメッセージ

腰は、ちょうど人間の真ん中に位置しており、体中の栄養素や血液が流れる場所ですが、私たちが認識出来ない『気』というエネルギーも同様に、腰を中心として、全身に行き渡るようになっています。

 

つまり、全ての要素の交差点ということですが、色々なものが交わるだけに、時には流れが悪くなることもあります。では、どんな時に流れが悪くなるのでしょうか。そのヒントとなるのは、喜怒哀楽です。

 

喜怒哀楽は人間の感情表現ですが、この中で『喜楽』は陽のエネルギー、『怒哀』は陰のエネルギーを、それぞれ意味しています。

 

『喜楽』の陽のエネルギーは、肉体的なものを超越して、思いもつかなかったことが出来るエネルギーでもあります。

 

例えば、大好きな恋人や愛する子供のために、行動するといった時に、心の底から沸き上がるような力強いエネルギーです。

 

こういった時には、幾らでも力がみなぎって、尽きることがないような感覚になると思いますが、実際、このエネルギーは、あらゆることを達成する力を持っています。そして、このエネルギーは、腰から、全身のあらゆる箇所に行き渡ることになります。

 

一方、『怒哀』の陰のエネルギーは、体の不調を招き、あらゆることを滞らせるマイナスのパワーを持っており、特に腰に溜まりやすいという特徴を持っています。そして、この陰のエネルギーが溜まると、川をせき止めたような状態となり、気の流れを阻害します。

 

一旦、気の流れが悪くなると、痛みや怠さ、筋肉のこわばりといった症状が、出てきます。つまり、腰痛というのは、エネルギーが滞っていますよという、スピリチュアルメッセージです。

 

ちなみに、人間の感情表現のなかでは、『怒り』が最も陰のエネルギーが高いとされており、実際、腰痛持ちには、短気な人、怒りっぽい人が多いです。

 

マッサージなどの施術で治らない場合の対処法

外的要因で起こる腰痛は、薬やマッサージで治療することが出来ますが、マッサージを何度も行っているのに、すぐに痛みがぶり返してしまうという場合には、スピリチュアルの世界から、メッセージが送られてきていると考えたほうがいいです。

 

そして、この場合には、このメッセージに隠された原因を探し出さねばなりません。この原因を見つけ、断ち切ることが出来れば、あなたの症状が改善する可能性があります。

 

では、この原因はどうやって調べればいいのでしょうか?

 

先ほども触れたように、腰痛は『怒哀』のエネルギーに関係しているので、ここをキッカケに、紐解いていくことが最短ルートですが、ここでの注意点は、心の問題であるわけですから、今現在のことだけではなく、思い出すことも出来ない昔のことであるかもしれないということです。

 

ブレインダンプという方法

そうなると、そう簡単に原因に気付くことは出来ないので、大変ですが、ここでオススメのテクニックがあります。それは、ブレインダンプというテクニックです。

 

ブレイン=脳、ダンプ=吐き出すなので、脳の中の情報を吐き出す方法という意味となりますが、自分の脳の中にある過去の思いを書きだす作業を指しています。

 

具体的には、今まで生きてきたなかで、『怒』を感じたことを書き出します。数に制限はありません。200でも、300でも、思いつく限り書き出します。

 

もしかしたら、何時間も書き続けることになりますが、こうやって継続していくなかで、忘れていた過去の思いが蘇ることになるかもしれません。その時には、嫌な気分になると思います。止めたくなるかもしれませんが、そこで踏ん張って続けてください。

 

そうすると、人間には不思議な力があり、書き続けていくなかで、だんだん、怒り自体が薄れていきます。あなたも書き出しながら、『あ~、こんなことがあったなぁ』と思うようになってくるはずです。昔はあれほど憎しみを抱いていたのに、そうでもなくなったなと感じることもあると思います。

 

そうして、可能な限り、自分のマイナスの部分を自覚して、整理してみます。そして、全てを書きだしたと思ったら、そのなかでも、特に想いが強いものに優先順位をつけて、このことに対して、自分はどうしたいのか、じっくり考えてみてください。

 

その答えは、誰かに会って話をしたいということかもしれないですし、何もせずに、そのままにしておくということかもしれません。

 

何が正解ということはないので、自分の気持ちに素直になって、あなた自身で決めてください。するとどうでしょう。その段階で、すでに痛みは無くなっていることに気づくはずです。

 

『気付きと悟り』、そして、『怒りに対する受容』、これが、腰痛という症状が伝える、スピリチュアメッセージです。『許しなさい、受け入れなさい』ということですね。

 

怒りの気持ちから、何かを拒絶していると、そのエネルギーが溜まって、腰痛につながるので、腰が痛い時には、何かを受け入れるタイミング、許すタイミングであると、考えてください。