夢や願望の実現に向けて努力しているのに、なかなか叶わないというのは辛いですよね。諦めなければ必ず実現すると言われても、そして、自分がそのことを信じていたとしても、やっぱり叶わない時期というのは辛いと思います。

 

絶対に大丈夫と思いつつ、心のどこかで『大丈夫かな?』と不安な気持ちが浮かんできたり、『やっぱりダメかな?』、『私には無理なんだ』と諦めたくなったりします。『一部の特別な人達だけが出来ることなんだ』と思ったりするかもしれないですね。

 

願望が実現しない辛い時期

 

私自身、こんなことを何年も経験してきていますし、今もそういった経験を現在進行形で味わっています。

 

最近では色々な経験をして、より願望実現を確信出来る度合いが強くなり、打たれ強くもなりましたが、それでも時にはブルーな気持ちになります。

 

でも、そんな時こそが勝負です。本当に願望を実現する人と夢破れる人の違いは、うまくいかない時期の過ごし方にあるというのが私の確信です。

 

では、どんなことをすればいいのか?

 

私が見てきた成功者、願望実現の達人が実践する辛い時期の過ごし方をまとめてみます。

 

決して楽なことではありませんが、それだけに自分を成長させるプロセスにもなります。

 

また、成功者といえども楽にこなしているわけではなく、嫌だな・面倒だなという気持ちと向き合いながら実行しているものなので、その点を踏まえながらお読みください。

 

いつも通りのことを普段通りに行うこと

 

答えからいってしまうと、何も特別なことをする必要はありません。

いつも通りの当たり前のことを続けるだけです。これが最強の対処策です。

 

少し細かく例をあげると、こんな感じです。

 

  • 生活のサイクルを一定に保つ(起床・就寝時間、食事の時間などを乱さない)
  • やるべき仕事、家事に淡々と取り組む
  • 雑事を後回しにしない
  • 自分を大切にする(読書やマッサージ等、毎日少しでもいいので、自分の好きなことのために時間を使う)
  • 運動やストレッチ等、体を動かす時間を作る
  • 一人静かになる時間を持つ
  • 部屋を掃除して綺麗に保つ

 

ポイントは生活のリズムを整えることにあるのですが、うまくいっていない時期というのは、とにかく混乱しがちです。

 

部屋はゴチャゴチャ、服や髪がぼさぼさ、目が血走っていて、常に何かに追われているといった感じです。

 

これって、自分の人生に対して自暴自棄になっている証拠でもあるので、大切に扱う感覚を取り戻すことが先決です。

 

深呼吸をして気持ちをゆっくり落ち着けて、冷静になった後、目の前のことに一つずつ丁寧に取り組む。こういったことを続けていけば、少しずつリズムが回復していきます。

 

『当たり前のことだけしていても、願望が実現するわけないじゃん』と焦る気持ちが出てくるかもしれませんが、そういった人ほど、当たり前のことを丁寧に行ってください。

 

思うようにいかない時期というのは、普段出来ることが出来なくなっている状態です。病み上がりで体力がない時期のようなものですね。

 

だから、まずは自分を普通の状態に戻すことが重要です。それを続けていけば、だんだんエネルギーが回復して、より多くのことが自然に出来るようになります。それまでは結果を気にせず、ノンビリと続けることです。

 

取り組むという行動そのものだけを意識するようにしましょう。

 

この二つの感覚を持てれば完璧

 

ここまでのことが出来れば十分ですが、余力がある人向けに上級編的なテクニックもお伝えしておきます。威力は抜群なので、もし余裕があればトライしてみてください。

 

そのテクニックというのは他人の心を豊かにするために行動することです。

 

心を豊かにする

 

仕事であれば、義務感から取り組むのではなく、関わるお客さんや会社の同僚の役に立つためにという意識を持って取り組みます。『この仕事を通じて、お客さんの心を豊かにするには、どうすればいいだろう?』と考えながら仕事するのもいいですね。

 

『豊かにする』というのは『喜んでもらう』、『感動してもらう』、『勇気づける』といった言葉に置き換えてもOKです。人のためになることであれば何でもOKです。

 

家事だったら、家族に喜んでもらうために、家族に家で気持ち良く過ごしてもらうためにということですね。

 

これは対象は何でもOKです。私は犬の散歩をするとき、『コイツら(飼っている犬たちのことです)に楽しんでもらうにはどうすればいい?』と考えています。

 

この意識を持てるようになれば、行動の質が劇的に変わりますし、人生の流れも良くなります。

 

『持てるようになれば』と書いているのは、難しいことを私自身実感しているからですが(気がつくと、つい忘れて自分本位になっています)、気付くたびに繰り返していけば、だんだん自分のモノになってきます。

 

1日10分ぐらいでもいいので、こんな意識で行動出来るようになると、人生が変わると思います。

 

誰でも当たり前のことを継続するのは大変

 

最後に改めて触れておきますが、ここでご紹介したテクニックを実践するのは成功者でも容易ではありません。

 

願望を次から次へと実現させる達人でも、毎日自分との戦いです。『戦い』という言葉は、ちょっと不適切かもしれませんが、自分の怠惰心や不安といった感情と向き合うながら努力しているということです。

 

決して、ノホホンと生活しているわけではありません。

 

悩むし、嘆くし、逃げたくなるし、諦めたくなります。

 

これは誰でも一緒です。違うのは、そこでどんな行動を取るかです。感情の赴くままに過ごすのか、理性をもって自分のやるべきことに取り組むのか。

 

この違いであり、ここが分かれ目です。

 

願望を引き寄せる分かれ目

 

辛い時、調子が悪い時に、芯をぶらさず、いつも通りのことを続けるのはかなり難易度が高いことですが、これが出来なければ、願望を実現することは出来ないと思います。

 

順分満帆なプロセスなど存在しないからです。

 

でも、続けるためのコツをスピリチュアルの知恵は教えてくれています。それは『今』に集中すること。

 

辛いのは先のことを考えてしまうから。ぜひ、辛い時には、目の前のことに視点を合わせてみてください。合えば合うほど、気持ちが穏やかになってエネルギーが湧いてくるはずです。

 

やるべきことをやるというのは、今に集中することでもあります。あとはそれを継続し続けられるかどうかです。最初から完璧には出来ませんが、これも一つのスキルなので、経験を積めば積むほどうまくなります。

 

ですから、何度もトライしましょう。そうやってみんな願望実現体質を身につけています。間違いなく出来るので大丈夫です!