願望を実現させるには、そのための努力=行動をすることが重要、行動なしに願望が実現することはないというのが、このサイトのコンセプトです。

 

スピリチュアル系ブログのなかでは、行動重視の傾向が強いと思います。これは私自身の経験によるところが多いのですが(詳細はこちらの記事をご覧ください)、かといって『歯を食いしばって死にものぐるいで努力しろ!!』というような根性論を言うつもりもありません。

 

願望実現のための努力

 

そんなことをしても逆効果です。

 

ガムシャラの努力は願望を遠ざける

 

このブログでたびたび触れていますが、昔の私は典型的な努力論者でした。努力すれば何でも叶う、実現しないのは自分の努力が足りないだけだという考えで、朝から晩まで仕事をしていました。

 

その結果、収入という点では自分でも満足いく結果を出せましたが、それ以外はボロボロ。無趣味で休みの日にやることはないし、本当の友達も恋人もいない。何よりも心の満足度という点で最悪でした。

 

あげくに体を壊して、事業を辞めざるを得ない状況に陥りました。

 

こんな経験をしているからこそ、ただ努力すればいいという単純な話ではないことを身に染みて実感しています。

 

何事も適正値があり、過ぎるのはNGです。

 

食べ過ぎと一緒ですね。

 

どんなに栄養があって体に良いものでも、適正以上の量を口にしたら毒です。体調を崩すキッカケにもなります。

 

努力も一緒で、あまりやり過ぎると、マイナスの方向に触れてしまいます。

 

引き寄せの法則

 

引き寄せの法則本で努力を説明するたとえ話で、『川の流れに乗って進んでいればいいのに、上流に向かって泳いでいるようなもの』というものがありますが、過度な努力は願望実現へのスムーズな流れを妨げることにつながります。

 

行動しないのは流れを止めること

 

かといって、行動量が少ないのもダメです。これだと今度は川が流れません。

 

これは私が個人的にしっくりくるイメージなのですが、願望実現のプロセスを川の流れで表現すると、川の上流が出発点です。

 

どんなに大きな川でも、その出発点は小さな渓流です。だから流れの力も弱く、人間がボートに乗って浮かんだとしても、動かすだけの浮力がないので、その場に止まったままです。

 

そこで動こうと思えば、人間がオールなどを使って自分で漕ぐ必要があります。この漕ぐという行為が努力です。

 

漕ぐ

 

それで、動き始めたとしても、最初は水の流れが弱いので動きは緩やかです。漕ぐのを止めると、そこで止まってしまいかねません。そこでこぎ続ける必要があります。

 

でも、下流になればなるほど、川が広くなり水の力も強くなります。だんだん、流れるために必要な漕ぐ力は少なくなり、最後には何もしなくても、勝手に流されるようになります。

 

これが物事がトントン拍子に進むという状態だと思います。実際、本当に物事が回る時って、自分では何もしていないのに周りの状況が勝手に自分にとって良いように動きます。

 

この状態になると、本人の努力ってあまりいらないですし、ちょっと自分が動くだけで信じられないくらいの成果があがります。

 

それで最終的には、願望を引き寄せることになりますが、その出発点は努力という自分自身の行動なわけです。

 

過度なストレスがかかったら、そこで行動をやめること

 

では、適性な行動量というのはどれくらいなのでしょうか?

 

自分のストレスが一つの基準となります。ストレスを感じて、イライラしたり不安になったとしたら、それは行動しすぎということです。そんな時には、いったんその努力から離れてください。

 

小休止というのではなく、自分のなかで一度忘れるぐらいまでインターバルをあけるようにしましょう。心がリフレッシュして、再度取り組み始めた時、また新鮮さを感じられるぐらいになっていればOKです。(そうなるまでは行動を止めてください。)

 

自分の願望を実現するための努力であれば、最初は楽しいはずです。意欲に溢れていてエネルギッシュな状態にありますが、これは『行動して良し!』のサインです。この心理状態にいる限り、努力を続けて大丈夫です。

 

これは流れに乗っている努力、流れを加速させる努力と思ってください。

 

でも、続けていると、だんだん意欲が落ちてくるはずです。嫌気が出てきたり、飽きてきたりもします。それでも続けようとすると、それは前向きな気持ちからではなく義務感からになってきますが、これが過度な努力です。

 

この心理状態で行う努力は流れに逆らうものと考えてください。マイナスの努力であり、止め!のサインです。

 

ちなみに、私の場合、こういう時って、自分の力で何とかしようとする気持ちが強くなりすぎていて、宇宙を信頼する気持ちがなくなっています。

 

だから、そんな時には『願望実現は宇宙に任せるのが基本』ということを思い出すようにしています。

 

同事に、努力しすぎる時は、体と心が緊張でガチガチになっているので、リラックスして緩めることも心がけるようにしています。

 

体の場合、ストレッチですが、こんなふうに肉体面からアプローチするのもアリです。体へ働きかけると確実に答えてくれますし、心と体は連動しているので、その良い影響を心に及ぼすことも出来ます。

 

自分の心・感情を思うように出来ないという人は、体からアプローチすることをオススメします。

 

体から心へのアプローチ

 

自分を客観的に見る癖をつけること

 

ここまでお伝えしたことというのは、高度な自己管理術でもあります。自分の心理状態がどんなものになっているのか、随時把握することが求められるからです。

 

これが出来るということは、常に自分を客観視出来ていることを意味します。

 

自分を含めて物事を客観視するというのは、まさにスピリチュアルの重要ポイントなので、自分の霊性を高めることにもつながるというわけです。

 

私はこの基準を利用して、努力量を適正なものにすることで、疲労がグッと少なくなり、常に元気な状態で過ごせるようになりました。

 

時間を色々なことに割けるようにもなり、仕事、家族、健康、友人関係、余暇といった様々な要素のバランスを取れるようにもなりました。

 

努力しすぎというのは、恐れや不安が出発点でもあるので、そこに気付いて、心の平穏を取り戻すことにもプラスです。効率的に願望を引き寄せたいという人にオススメの方法です。