引き寄せの法則の話になると、願望引き寄せを妨げる要因として必ず登場するのが『執着』。これはまさに、その通りで、願望を実現するには執着をなくす必要があります。

 

そのやりかたについては、色々な人が話をしていますし、私なりに実践して効果が出ているやりかたもあるので、このサイトでもお伝えしていこうと思っています。執着

 

でも、このページでは、執着というものについて、違った側面から話をしてみようと思います。

 

執着というものについて、こんな活用法というか副産物もあるんだよということで、私の体験談をシェアさせて頂きます。オススメ出来るやりかたではないのですが、新しい視点を得る一つのきっかけにはなると思います。

 

願望を実現する執着力の強さ

 

それは一つの願望に強く執着すると、ほかの願望が叶いやすくなるということです。鋭い人は、この一言だけでカラクリに気付いたかもしれませんが、ちょっと説明しますね。

 

こちらのページでも触れているのですが、私は昔から願望が叶いやすい体質の人間だったのですが、それにもかかわらず収入アップという願望だけはなかなか実現しませんでした。

 

それは今から思えば、願望に対する執着が強いからこそなのですが、そこで面白い現象がおきました。

 

私は昔から願望リストを作っていて、随時100個以上の願望を書き出すようにしています。1個叶ったら、新しい願望を1個追加するようにして、いつでも未達成の願望が最低100個あるようにしていました。

 

これは、どんなことでも、とりあえず書いておけば実現するチャンスが高くなるので、ダメもとでもいいから書いておくという意味合いがあります。

 

プラス、こうやって数多くリストアップしていくと、すぐに叶いそうな願望も含まれるので、結果として実現する願望の数も増えます。そうなると『俺って願望を実現する力があるかも』と思えるようになり、自分に対する信頼が増します。それに連れて、願望を実現する能力もアップするので、それも狙ってのことです。

 

それで、色々な願望をリストアップしているのですが、収入に絡むこと以外の願望は、案外簡単に実現します。恋人も出来ましたし、海外旅行や理想の家(賃貸ですが)、ペットも手にすることが出来ました。

 

自由な時間、ストレスなく働ける仕事、全国各地に飲み仲間を作るといった願望も実現しました。なかには『これはちょっと実現するのが難しいのでは』と思うような願望も実現しています。

 

それなのに、最も叶えたい願望である収入アップは実現しません。

 

『なんで?』と不思議だったのですが、最近、腑に落ちたことがあります。それは、収入アップという願望に対する執着が強いあまり、他の願望のことを気にかけることがなく、結果的に手放せていたということです。

 

願望実現のプロセスって、こんな感じです。

 

強く願う→忘れる→実現する

 

願望が叶った姿を強くイメージして、心に焼き付けたら、あとは忘れて放っておくというのが最も効果的なプロセスです。

 

でも、願望を忘れるなんてことは、通常は出来ません。それが執着ということになるのですが、逆説的にいえば、執着するからこそ願望とも言えます。

 

実現してもしなくてもどうでもいいことなんて、願望ではないですよね。

 

でも執着していたら実現しない。ここに願望実現の難しさがあります。

 

それで、私の場合ですが、収入という願望に対する執着が強く、朝起きてから寝るまで、ずっと考えていました。そうなると、ほかの願望のことはすっかり頭から抜け落ちているので、執着することなく、うまく手放せていたというわけです。

 

だから、スムーズに実現したというわけです。この事実に気がついた時には、かなり面白かったです。

 

最も叶えたい願望が実現していないので、その点は不満と言えば不満ですが、その一つの願望を犠牲にすると割り切れば、他の願望は実現しやすくなります。

 

そのため、私が思いついた願望実現法が、わざと一つの願望に執着するというやりかたです。その願望のことだけに意識を集中させます。そうなると他の願望が実現するというわけです。

 

逆手に取ったやりかたですが、一つのテクニックとしてアリだなと思っているので、シェアさせて頂きました。裏技的な願望実現法です。