引き寄せの法則を意識すると、自分の心理状態を整えることの重要性が痛いほど分かってきます。楽しく過ごしていれば、ますます楽しい気持ちになるし、落ち込んでいれば、マイナスの感情がどんどん膨れあがります。

 

そして、プラスの感情であっても、マイナスの感情であっても、その感情を逆に持っていくのは大変です。一度、落ち込むと、気持ちを切り替えようとしても、なかなか上手くいかないものです。

 

そこでキモとなるのが寝起きです。朝、起きた時に最初に感じる感情によって、その日一日の調子が大きく左右されます。

 

引き寄せの法則

寝起きが不快だと憂鬱な一日を引き寄せてしまう

 

私は数年前、うつ病に悩まされていたのですが、当時は朝が恐怖の時間帯でした。目を覚ました時、気分が憂鬱だと、その状態が続いてしまい、1日中使い物にならなかったからです。夕方までずっと寝ているなんてことも珍しくありませんでした。

 

そんな状態で過ごすのは自分でも嫌だったので、朝起きた時はおそるおそる自分の気持ちをチェックしたものです。落ちついた状態だとホッとしたことを覚えています。

 

うつ病が直った後も、朝、気分が優れないと何となくやる気がないまま、その日を過ごしてしまうことがあり、毎日、はらはらしながら寝起きの気分をチェックすることが続きました。

 

その状況が変わったのは、阿部俊郎さんの本を読んだ時です。もしかしたらブログだったかもしれないのですが、『朝、起きる時というのは、いつも憂鬱なものなので、無理矢理笑って気分を明るくしよう』といったような話が載っていて、それを見たとき、『朝、憂鬱なのはみんな一緒なんだ』と思い、一気に気分が晴れました。

 

そこからは、朝起きた時の気分を確認するのではなく、意識的に良い気分になるように、自分の気持ちをコントロールすることを心がけるようになりました。

 

ただし、私の場合は阿部さんが取り組まれている『無理矢理笑う』というのは馴染まなくて、色々試した結果、『大丈夫、大丈夫』と早口で言う、『宇宙に守られている』と言い聞かす、この二つを併用するようになりました。

 

気分が上向くまで言い続けるのですが、1分も続けていれば気持ち良くなるので、毎日明るい気分でスタート出来るようになりました。

 

その後は、憂鬱な気分に悩まされることは殆どなくなりました。

 

心地良い気分を引き寄せる魔法のキーワードを用意しよう

 

別の記事でも書きましたが、『大丈夫』というのは私にとって魔法のキーワードです。この言葉を口にすると、気持ちが明るく前向きになります。不安や焦りといったマイナスの感情も自然に消えるので、何かあった時には必ず口にするようにしています。

 

と言うより、今は条件反射的に思い出した時には『大丈夫』と口にするようになっています。もはや口癖そのものです。

 

潜在意識に染みこんでいる証拠ですが、実際、今まで色々なことがありつつも大丈夫なので、口癖の効果が出ていると思います。

 

こんなふうに、自分にとってしっくりくる言葉を一つ持っておくと強いです。どんな言葉が良いのかというのは人によって違います。

 

私の場合でも、スピリチュアルの世界で一般的な『愛している』、『感謝します』、『許します』といった言葉はしっくりこなくて使っていません。『ありがとう』、『ついてる』は比較的しっくりくる言葉なのですが、やっぱり『大丈夫』にはかないません。

 

それで、私はずっと『大丈夫』と言っています。スピリチュアル本には、あまり登場しない言葉かもしれませんが、自分にとっては自然なので、やっぱりベストなのだと思います。

 

こんな感じで、自分の心に腑に落ちる言葉であれば、それが最適なので、ぜひそんな言葉を一つみつけるようにしてください。

 

その言葉を口癖にするだけで、引き寄せの法則が一気に加速するはずです。