落し物のスピリチュアル的な意味合い

 

落し物は誰しも経験するものですね。モノを無くすということは、スピリチュラル的には、大きく2つの意味をなします。1つは必要でないモノが離れていく、もう1つは本当に大切なものに気づかせてくれる、という意味です。

 

必要でないものが離れていくということは、あなた自身に必要でないもの、モノであったり、考え方であったり、人であったり、そういったものが自然と剥がれ落ちていきます。今からプラスの方向へ流れていきますよというメッセージが込められています。

 

一方、そうでないものは、無くしてしまって初めてありがたさに気づくというものです。大切な人から頂いたもの、気持ちのこもった贈り物、などです。

 

携帯電話には気持ちのこもったメールがたくさん入っています。携帯電話を無くすということは、そういった人々の存在を、改めて気づかせてくれるのです。

 

または、凄く大切にしていたものが突然なくなってしまったら、あなたの代わりに身代りになってくれたのかもしれません。あなたの身が何も無いように守ってくれたということです。

 

落し物をしたときはどうするのか?

落し物をする、モノを無くすということは、スピリチュアル的には、まず何かの「お知らせ」がかかっているということを意識しなければいけません。無くしたものがそれほど気にならないときや、むしろすっきりした場合には、厄除け的な力が働いていると考え、プラス思考でいてください。

 

心身共に軽くなったり、急に物事が進んで上手くいったり、今までとは全く違う世界になるようなことが起こります。

 

逆に、とても大切にしていたもので、相当ショックを受けた場合には、失くしたものが自分の身代りになってくれた可能性があるので、それが何なのか、理由を把握するために、紛失した後、自分の周りの環境に変化がないか、観察してみてください。

 

分かりやすい例を挙げると、紛失されたものを探していたら、近くで大きな事故があり、それに巻き込まれずに済んだといったことですね。

 

無くしたものが贈り物だった場合には、相手方の状況(健康状態や精神状態)をすぐに確認することも重要です。何か問題が起こっているのかもしれません。

 

無くしたはずのもが手元に戻ってきた場合

無くしたものが戻ってきたというのは、それがあなたにとって、本当に必要なものであるということを示すスピリチュアルなメッセージです。自分の手元に戻ってきたら、その事実に、きちんと感謝したうえで、有り難く使い続けるようにしてください。

 

可能であれば、仏壇に置いて手を合わせる、お浄めをするのもいいです。もしかしたら、落としたものが戻ってくるという事実に対して、変な気持ちがするかもしれませんが、決して気持ち悪がらずにいてください。

 

再び戻ってきたものとは強い因縁があるということです。あなたのために邪気を摂ってくれたのですから、大切に使い続けるようにしてください。

 

落し物を拾ったらどうする?

道端やお店で落し物を拾った場合には、必ず届けるようにしましょう。お店の従業員の方でもいいですし、警察でも構いません。明らかにゴミと分かるものは別ですが、そういったものでなければ、やはり届けるようにしてください。

 

スピリチュアルに詳しい人のなかには、落としものには念が入っているから、触れるのは良くないという人もいますが、それは間違いです。落し物を届けることで、逆にあなたの運気が上がります。それは人助けをしていることと同じだからです。

 

徳が得られることで、あなたの運勢が良くなっていきます。ちなみに、自分にとって得だからという理由で、動くのは良くないというのも、スピリチュアルの世界では、よく言われることです。

 

これは、真実でもあり、本当は、『困っている人を助けたいから』という純粋な気持ちで行動するのがベストなのですが、そこがうまくいかないのが人間です。でも、仮に自分の損得勘定が出発点だったとしても、行動自体は相手のためになるということには、変わりません。

 

そして、こういった行為は、運気を良くすることにつながります。また、最初は自分ありきでの行動だったとしても、続けていくことで、だんだん純粋な気持ちになってくるのも事実です。

 

そのため、スピリチュアル的には、理由がどうであれば、結果として、人のためになる行動であれば、実行したほうがいいという結論になります。

 

ちなみに、お店絡みで言えば、商品が破損してあったり、壊れていたりした時にも、元の位置に戻したり、近くの従業員の人に伝えるようにしましょう。こういった行為にも落し物を届ける行為と一緒であり、お店の人にとっては、とても助かります。人助けですね。

 

結論:落し物が持つスピリチュアルな意味

自分のものが無くなるというのは、浄化や身代りを意味しています。決してマイナスではなく、プラスに転じる最初のスタートになるということです。また、感謝すべきことがあるという事実に気が付かせてくれるきっかけともなります。

 

一方、落し物を拾うということは、人助けをして徳を積む良い機会を得たことを意味しています。無くすとは逆で、プラスを積み上げられるチャンスということです。