重いものを持ち上げようとした時や、無理な姿勢から腰を痛めることを、『ぎっくり腰』と言いますが、かなりの人が経験しているのではないでしょうか。このページでは、ぎっくり腰のスピリチュアル的な意味合いについて、探っていきたいと思います。
ぎっくり腰の『ぎっくり』とはどういう意味を指すのでしょうか。ぎっくり腰の正しい名称は『急性腰痛症』と言われ、突然、腰に痛みが起こる疾患を指します。(ちなみに、この痛みのことは、『疼痛』と言います。)
では、この『ぎっくり腰』には、どんなスピリチュアルメッセージが隠されているのでしょうか。実は、この現象には、様々なメッセージが含まれています。
ぎっくり腰が伝えてくれているスピリチュアルメッセージ
『腰』というのは元々、『月』と『要』から成り立つ漢字です。【月】は『肉月』、『肉付』といって、体の一部を指す言葉です。
一方、【要】は、読んで字のごとく、『支点』とか『重要ポイント』などを表現する言葉です。つまり、【腰】というのは、体の重要な場所ということですね。
その部分に『急性』の痛みが起こるということで、そこから、『急速に支えが失われつつある(失われた状態になった)』、『重要な物事が等閑になっている』というメッセージがあるとされています。
では、何が原因かというと、『自分自身が周りから支えられていない』、または『何かを粗末にしている』ということです。かつ、『急速に』ということですから、ここ、最近の出来事であることを示唆しています。
最近、あなたは周りの信頼を損なうことを、何かしてしまったのではないでしょうか?
このメッセージは、とりわけ年下からの支えを意味しているといわれ、あなたが年下の後輩や部下を可愛がっていないときに、起こりえる現象です。
別の言い方をすれば、『偉そうになっていませんか。傲慢になっていませんか。』ということです。ゆっくりでいいので、最近、起こったことを、紙に書き出しながら、整理してみてください。
ぎっくり腰になった時の姿勢は・・・
ぎっくり腰の重要なメッセージというのは、その時の姿勢=体の態勢にも、隠されています。ぎっくり腰になった時、あなたはどのような行動をするでしょうか。
きっと、両手を腰に当てて『あいたたたっ』と呟きながら、腰を曲げるでしょう。曲げざるを得ない状況ですが、これこそが、神様のメッセージです。つまり、無理やり『腰を低く』させられたのです。
逆に言えば、無理にでも腰を低くさせなければいけないほど、あなたの態度が傲慢になっているということでもあります。
疼痛という言葉が持つスピリチュアルメッセージ
ちなみに、『疼痛』という漢字にも、メッセージがあります。疼痛の『疼』には、『冬』が含まれていますが、これは季節の冬を表しているのではなく、寒さや冷たさを表現しています。つまり、他人に対して『優しさがない』、『冷たく接していませんか。』ということです。
私の体験談
サラリーマン時代、私が初めて部下を持った頃のお話です。役職が上がったことで、それまで部下を持ったこともない、ただ上司の指示だけを聞いていれば良かった、楽なヒラ社員から、部下数名とアルバイトを管理する立場になりました。
当時は、上司という立場(本当に人を動かすということ)がわからず、出来る部下だけを特別視したり、そうでない部下を頭ごなしに怒ったり、自分でも最悪だなと思う仕事をしていたのです。当然、私への賛否もバラバラでした。
そんな毎日が続くなか、ある日の朝、ベッドから起きようとした瞬間に、腰にもの凄い激痛が走りました。自分では歩くことも出来ず、そのまま救急車で病院へ直行しました。
当時はスピリチュアル的な解釈は全くわからなかったので、単純にぎっくり腰だと思い、医学的治療を続けましたが、今思えば、全ては神様からのお知らせだったのだと理解出来ます。
その後も、腰痛は再発し続けましたが、スピリチュアル的な勉強のおかげで、部下への態度を変えるようになったら、腰痛はピタッとなくなりました。
もし、あなたが、急にぎっくり腰になったら、周囲の人間性との関係を見直してみてください。もし、年下の人との付き合いがあるようでしたら、特に、彼ら彼女らに対して、悪い態度を取っていないか、まっさらな気持ちで、検証してみてください。きっと何か、気付くことがあるはずです。
結論:ぎっくり腰におけるスピリチュアル的な意味合い
ぎっくり腰は、周りからの支えを失った状態、誰からも支えられていないという、スピリチュアル的なメッセージです。
そして、その原因は、周囲の人達(特に年下)に対する、傲慢さです。腰を低くしなさいと、強制的に神様から、お知らせがかかっている状態と考えてください。
従って、スピリチュアル的目線からのぎっくり腰の解決策というのは、謙虚になる、周りに優しく接するということになります。