蝶と蛾のスピリチュアル的な意味合い

 

皆さんは『蝶』と聞いてどんなイメージが思い浮かぶでしょうか。小学校の時に歌った『ちょうちょう』のイメージから、ヒラヒラと可憐で綺麗なイメージを浮かべる人が多いと思います。では、『蛾』はどうでしょうか。

 

薄暗い路地裏で、街灯の周りをブンブン飛んでいる黒いイメージを持っていませんか?

 

蝶と蛾というのは、生物学的にはそれほど違いがなく、特別に分ける根拠がありません。でも、印象は大きく違いますよね。

 

蝶と蛾というのは、スピリチュアル的にも、かなり違いがあるので、このページでは、両者の違いについて、詳しく述べてみたいと思います。

 

蝶のスピリチュアル的な意味合い

蝶は波動が大きな昆虫ですが、波動が大きいものには、神の使いが入りやすいとされています。そのため、蝶を特別な感覚で捉える人というのは、その人自身の波動が高く、良いエネルギーを引き付けるといわれています。

 

管理人である、私自身の例ですが、仕事も私生活も順調だったころ、部屋の中に蝶が飛んできた時がありました。私の部屋は高層マンションの1室なので、蝶が入ることはほとんどなく、驚いたことを覚えています。今、考えると、きっと私の運が良いと教えてくれたのでしょう。

 

では、今度は漢字で、『蝶』をスピリチュアル的に見てみましょう。『蝶』という漢字は『虫』、『世』、『木』という漢字が合わさって出来ています。

 

『世』とは元々、枝先に付いた三枚の葉っぱを意味しており、『木』と合わせて、そこから大きな自然観、世界観を見て取ることができます。また、そこに、草冠を付けると『葉』という文字になりますが、これは、元々、薄くて平べったいことを意味しています。

 

つまり、『蝶』というのは、『大自然のなかを葉っぱのような薄い羽で飛ぶ虫』とみなされており、そこから、『世の中を自由に飛び回っている』というような解釈が生まれました。この解釈からも『蝶』のイメージは明るく、陽のエネルギーがあり、心を豊かにしてくれるものだとわかります。

 

蝶を見かけるというのは、自分自身の状態が良いということです。また、『あなたの運気自体が上がっていますよ』という、スピリチュアルの世界からのメッセージでもあるので、今後も、良いことが起こると考えてもいいでしょう。(悪いことが起きても、自然に避けられる状態とも言えます。)

 

蛾のスピリチュアル的な意味合い

蛾も波動が大きく、蝶と同様、何かのメッセージを持っていますが、蛾のスピリチュアル的な意味合いは蝶とは少し異なり、『周りのことを考えなさい』というメッセージを含んでいます。

 

蛾を見た時に、特別な感覚を持ったとしたら、それは、『あなたは今、自己中心的な考え方になっていますよ。』という、スピリチュアルメッセージです。

 

それが原因で、大切な人との関係が悪くなったり、他人に誤解を与えるようなことをしてしまったりするかもしれません。いずれにせよ、蛾を見た時には、自分は今、自己中心的に物事を判断しがちな状態にあると認識して、注意するようにしてください。

 

本物の蛾を見てみるとわかりますが、街灯の電灯めがけて我先にと言わんばかりに、相手構わず飛び回っていますね。人工の光とは知らず、その光めがけて飛び続けて、その結果として、やがて死んでいきます。

 

では今度は、『蛾』という漢字を見てみましょう。『蛾』は、『虫』と『我』という漢字から成り立っています。元々『我』という漢字には『くっきりと目立つ』という意味があり、漢詩の中にも『衆女、余の蛾眉(がび)を妬む』など、妬みや羨みなどを表現する時などに、使われてきました。

 

(※蛾眉(がび):綺麗に整った目や眉をさす)

 

蛾を見たとき、何か感じるようであれば、要注意です。少し立ち止まって冷静に考えるようにしてください。何か先走っていることがないか、誤解を招くようなことをしていないか、良く考えるのです。

 

結論

蛾と蝶では、スピリチュアルの意味合いが異なります。蝶を見た時には、あなたの運気が高いことを意味しており、順風満帆です。人生を十分に楽しむことが出来る状態です。自信をもって、行動してください。

 

一方、蛾を見た時に何か感じる人は、『今、自己中心になっているから、注意が必要ですよ』というスピリチュアルの世界からの勧告です。そんな時には、少し冷静になって周りを見るようにしてください。考えることで、だんだん運気が良くなっていきます。