親指が持つスピリチュアルメッセージ

 

私たちが住んでいる、この世界のことを形而下といい、人知では計り知れない世界のことを形而上といいます。つまりは神仏の世界(スピリチュアルの世界)ですが、私たちは、常にこの形而上の世界からのメッセージを受け取っているというのは、スピリチュアル的な見方となります。

 

その手段として、形而上の世界(神様と表現してもいいと思います)が活用しているのが、昆虫や動物、植物といった自然の存在であったり、人間の体そのものだったりします。これらに、変化をもたらすことで、私達が、メッセージを理解しやすいようにしてくれています。

 

このサイトでは、色々な存在、現象ごとに、そこに、そんなスピリチュアルメッセージが隠されているのか、その意味合いについて、解説していますが、このページでは、『親指』について、話をしていきます。

 

親指は共通

我々、日本人は指の名称を、親指、人差し指、中指、薬指、小指と命名しています。一方英語では、thumb(親指)、index finger(示す指)、middle finger(中指)、ring finger(指輪の指)、little finger(小指)と表現します。

 

親指以外が全てfingerの名称が付きます。このことを見ても、親指は、ほかの指とは違う、独特の存在であることが分かりますが、これは、日本人にとっても、同じです。

 

親指はご先祖様を表す

日本語でも英語でも、『親指』というのは、『親』、もしくは『母』を意味するものとして扱われていますが、スピリチュアル的には、同時に『先祖』を意味しているとも、考えられています。手相の世界でも、親指はご先祖様を表します。

 

あなたの親指の内側を見てください。関節のところが目のような形をしていないでしょうか。もし、そういった形をしていたら、それは『仏眼』といわれ、ご先祖様から、強力に守られていることを表しています。

 

もちろん、誰でも、ご先祖様からのサポートを受けていますが、特に強いということです。こういった人は、元々信仰心が厚く、素直です。だからこそ、手厚いサポートを受けられるのですが、そのため、形而上からのメッセージも受けやすいです。

 

もし、あなたが、この『仏眼』を持っているのであれば、何かしらのメッセージを感じる機会が多いはずなので、何かを感じたら、その導きに従ってください。心の感じるままに行動すれば、まず大丈夫です。

 

また、先ほども触れましたが、このサイトでは、様々な現象、存在に関するスピリチュアル的な意味合いについて、まとめていますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

 

親指を怪我した場合

親指を怪我した時には、スピリチュアル的には、大切な何かを忘れていたり、粗末に扱ったりしているからこそ起きたというふうに解釈します。その事実に、気づいてもらうために、形而上の世界から、メッセージを送ってきてくれたということです。

 

親指を突き指した人の例

ここで、親指がもたらすスピリチュアルメッセージの、分かりやすい例として、私の知人、Aさんのお話をさせて頂きます。

 

Aさんは、人間関係に疲れて職場を退職したのですが、時間が出来たので、家の掃除をやろうと思い、せっせと動いていました。しかし、その最中に、ひょんなことから、親指を突き指してしまいました。

 

あまりの痛さにしばらくは動けなかったそうです。最初は水で冷やしたり、湿布を張ったりして、自分で直そうとしたのですが、一向に回復しないため、Aさんは病院に行くことにしました。

 

いつも受診している病院は、たまたま、その日が休みだったので、別の病院に行ったのですが、その病院の対応は素晴らしく、親指以外にも、損傷しているところがないか、色々な検査もしてくれるなど、本当に親切な院長先生だったそうです。

 

院長先生ばかりでなく、看護師さんも優しく話しかけてくれて、初めて受診したとは思えないほど、打ち解けられて、『来て良かった』と、つくづく感じたそうです。

 

『何かあったら、いつでも来て下さい。』という院長の言葉を最後に、病院を出たAさんは、帰宅途中でも、病院内での会話を思い出して、あまりも心が軽やかで、つい笑顔になってしまったのですが、そのとき、はっと気が付きました。

 

自分は人間関係に疲れて職場を退職した。人間が嫌いだと思っていた。でも、実際は違っていた。本当のところは、自分自身は人が好きで、自分と波長が合う人間を求めている。

 

このことに気が付いたAさんは、今までとは違う視点から、人間関係を見つめ直そう、その一つとして、相手の立場になって考える姿勢を身につけようと、決意したそうです。

 

それからしばらくして、Aさんは再就職をしたのですが、周りの人たちと、うまくコミュニケーションを取りながら、順調に仕事をしています。人間関係に疲れるということは、今では全くないということです。

 

親指の怪我というのは、Aさんにとっては、その後の人生を大きく変える、とても重要な出来事だったわけですが、スピリチュアル的に見ると、この現象は、親指を通した、形而上のメッセージだったと捉えることが出来ます。

 

結論

  • 私たちは常に形而上の世界(スピリチュアルの世界)からのメッセージを受け取っている
  • 親指は、スピリチュアル的に言うと『先祖』を意味している
  • 親指の関節に『仏眼』を持っているな人は、スピリチュアルの世界からのメッセージを受け取りやすい
  • 親指の怪我は、『気づき』を意味するもの。大切な何かを忘れていたり、粗末に扱ったりしたときに発生する。