うつ病のスピリチュアル的な意味

 

※このページを読まれる方へ
このページでは、うつ病という病気を、スピリチュアル的な視点から見た時に、何を表現しているのか、その意味合いについて、まとめてあります。その内容については、嘘偽りなく、真摯にまとめていますが、一つの解釈に過ぎないという側面もあります。

 

自分の内面を変えることで、病気が改善することもありますが、同時に、医学的に効果的と認められている治療を受けることも重要です。病気をスピリチュアル的な視点だけで、解決しようとするのは、危険なので注意してください。

 

スピリチュアル的なことも意識しつつ、医学も活用するというのが、病気を直すうえでは、必要不可欠というのが、このサイトのスタンスですが、うつ病というのは、繊細なケアを必要とするものであり、対応を間違えると、大事に至りかねないので、最初に、改めて強調させて頂きます。

 

これまで元気だった人が、ある日突然、意欲がなくなり、日々の活動が億劫になる、精神的な病、うつ病。国民的な病と言ってもいいぐらい、多くの人が罹患する、一般的な病気となりましたが、焦りや食欲不振、不眠など、自分でコントロール出来ない状態に陥るのは、とても苦しいものです。

 

もしかしたら、このページに目を通している、あなた自身も、今現在、うつ病に苦しんでいるのかもしれませんが、スピリチュアル的な観点から見た場合、この病気には、どんな意味があるのでしょうか。

 

ここから、うつという症状に関する、スピリチュアル的な意味合いについて、考察していきます。

 

うつ病は、敏感な人がなりやすい

人間は病気になることによって、霊的なメッセージを受け取りますが、うつ病というのは、このメッセージを敏感に感じることが出来る人ほど、陥りやすい病気です。

 

医学的には、うつ病の原因の一つとして、ストレスが挙げられていますが、ストレスというのは、人によって感じ方が違います。そのため、同じ環境にいる人でも、ある人は、ストレスを感じるのに対して、別の人は、全く平気というふうに、個人差が生じます。

 

そして、これをスピリチュアル的な観点から見ると、ストレスを感じやすい人は、霊的な感受性が強く、神様からのメッセージを受け取りやすい体質を持っていると言えます。

 

では、うつ病になるということには、どんなメッセージが込められているのでしょうか。うつ病になる人の多くは、他人と自分との関係に対する意識が強く、『自分が周りからどう見られているのか』ということを、常に考えています。

 

つまりは『自己中心的な人』です。自分のことが一番大事。自分のこと以外には、目を向けることが出来ない人達です。うつ病になることで、その考え方を変えなさいというお知らせを受け取っているというわけです。

 

ただし、これは自分のことを考えてはダメということではありません。自分のことが大切というのは、人として当たり前のことですし、これは誰もが一緒です。でも、これが行きすぎると、人間関係がうまくいかなくなりますし、そうなると、社会生活を営むうえで、支障が出てきます。

 

人間というのは、一人では生きていけないため、他人との関係というのも、とても重要です。つまり、他者のことに配慮するというのは、自分が生きやすくするためのテクニックでもあるわけです。

 

自己中心的な人というのは、自分を重要視するあまり、かえって、自分にとってマイナスのことをしてしまっている人達なので、そこのバランスを修正しましょうというのが、うつ病という病気が伝えているスピリチュアルメッセージです。

 

こうやって読んでいても、正直な気持ちとして、他人が大切とは思えないという人もいると思いますが、そういった人は、『自分のためなんだ』という考え方で、最初は取り組んでみてください。

 

(そうやって続けることで、自然に、本当に他人のことを大切に出来る人間になるので、形から入ってしまってOKです。)

 

過去の考え方を変えるタイミング

もう一つ、うつ病が持つ、重要な意味合いに、考え方を変えるタイミングということがあります。うつ病というのは、『心』の病気ですが、心というのは、その人の考え方を表現するものでもあります。

 

そして、人間の根本的な考え方というのは、幼少のころからの家庭環境をはじめとする、周りの環境から影響を受けて、少しずつ時間をかけて作り上げられてきたものがベースになります。

 

しかしながら、その考え方というのは、全てが良いものとは限らず、なかには、変えたほうがいいものも含まれていますが、うつ病というのは、今が過去の考え方を修正するタイミングということを示唆しています。

 

未来の自分のためになる、新しい考え方を、自らの手で作っていきましょうということです。いわば、『再生』ですね。

 

こうやってみると、うつ病というのは、自分の人生にとって、極めて重要なキッカケということが分かると思います。これは管理人個人の意見ですが、だからこそ、うつ病というのは、苦しいのだと思っています。

 

私達は覚えていませんが、出産というのは、子供自身にとっても、苦しい経験と言われています。うつ病というのも、ある意味、生まれることと一緒なのだと思います。

 

管理人の経験談

管理人も過去には、うつ病にかかっていた経験があります。その時の私は、頑固で、自分で決めたことは必ずやり遂げるという性格でした。これだけであれば、まだ良かったのかもしれませんが、そういった性格ですから、自分にも他人にも厳しく、結局、周りにも迷惑をかけていました。

 

そんな私が、うつ病になった直接的なキッカケというのは、ある一つの仕事です。自分で言うのも何なのですが、誰よりも意欲的に取り組んでいました。毎日、朝から晩まで、仕事に没頭していたのですが、その仕事は、数年がかりで、取り組まなければいけない、長丁場のものでした。

 

人間のエネルギーというのは、そんなに続くわけではありません。いつしか、精神状態がおかしくなり、自分でも疲れているのに手を抜けない、周りからOKのサインが出ても納得出来ないというような状態になりました。

 

その根底にあるのは、自分が優れていることを証明したいというものであり、自分が優秀な同僚を見ると、対抗意識が出まくっていました。でも、そんな状態ですから、決して仕事自体がうまく回っているわけではなく、周りからすれば、やっかいな存在だったのではと思います。

 

そのうち、だんだん、結果を出せなくなり、どう頑張っても上手くいかない時期が、しばらく続いたある日、急に力が抜けて、やる気が全くでなくなったのです。

 

それまで、数年やっていたことに対して、力が湧かず、そればかりか、あらゆることに対して、無気力になりました。

 

そのため、今までのようなサイクルでは、生活が出来なくなり、仕事を辞めました。そして、そこをキッカケに、家族のことにも気を配ったり、小旅行や運動など、これまで全く興味がなかったことにも取り組んでみたりしました。

 

そうすることで、全く違う自分がいることが分かったのです。もちろん考え方も変わりました。自分が周りからどう思われているかという意識は、今でも多少残っていますが、以前ほどではなく、心が安定しています。

 

そして、やる気も少しずつ復活して、前向きになっていきました。その後、スピリチュアルを学ぶようになった私ですが、今では、このうつ病は『環境を変えなさい』という、神様のお知らせだったと確信しています。

 

もし、今、あなたが、うつで苦しんでいるのであれば、何かを変えてみてください。小さなことでも構いません。それが、改善のキッカケになるはずです。