ユニコーンのスピリチュアル的な意味

 

頭部に1本の角が生えた馬に似ている伝説の生き物、『ユニコーン』。馬に似た空想上の動物には、『ペガサス』もあり、このサイトでは、以前、ペガサスには様々なスピリチュアルメッセージが込められているという話をしましたが、ペガサス同様、ユニコーンもメッセージを持っています。

 

このページでは、『ユニコーン』という存在が持つ、スピリチュアル的な意味合いを紐解いていきますので、参考にしてください。

 


ペガサスについては、下記のページで解説しているので、併せて参考にしてください。
ペガサスという存在が持つ、スピリチュアル的な意味合い

 

ユニコーンが夢に現れた時

夢には、スピリチュアルメッセージが含まれていることが多く、忘れられない夢ほど、重要なメッセージを持っています。その夢の中での風景や登場人物、動物、昆虫、全てに意味があります。

 

起きた後、強烈に思い出すことがあれば、記憶が新しいうちに書き出しておくといいでしょう。逆に、すぐに忘れてしまう夢の場合、メッセージ性は少ないので、あまり気にすることはありません。

 

さて、ユニコーンというのは、空想上の生き物なので、実際には見ることが出来ません。それが夢に現れるということは、スピリチュアルの世界から、何らかのメッセージを受け取っているということを意味しています。記憶が残っているなら、なおさらです。

 

では、具体的には、どんなメッセージが込められているのでしょうか?

 

『純粋』と『未来』

ユニコーンは、様々な物語・文献に出てきます。古くは、旧約聖書のノアの方舟にも登場するぐらいです。

 

そのなかで描かれているユニコーンの姿は、非常に力強いものですが、特徴的な言い伝えとして、獰猛な動物だけど、処女の懐で抱かれるとおとなしくなるというものがあります。そんなユニコーンをスピリチュアル的に解釈すると、『純粋』と『未来』を意味する存在と言えます。

 

今、述べたように、ユニコーンは処女に抱かれると、おとなしくなるという性格を持ちますが、このことが示すスピリチュアルメッセージは、『純粋』なエネルギーを持っているということであり、つまり、ユニコーンの夢を見る人は、純粋であると言えます。

 

一方、『未来』というのは、ただの予測とは違います。ここでの未来という言葉が意味するものは、『人のより良い未来』、『より良くなった未来』です。

 

つまり、ユニコーンの夢というのは、心の底から人々の幸せを願い、より良い世界になってほしいと思っている人のみが見ることが出来る夢というわけです。

 

もし、あなたがユニコーンの夢を見た時には、より良い未来を望んでいる純粋な存在であるということが伝えられていると言えますが、同時に、もう一つ、重要な意味が込められています。

 

それは、あなたに、未来を良くするための新しい行動を起こしてほしいというメッセージです。適切な表現がどうか分かりませんが、世の中を良くする存在として、選ばれた、指命を与えられたとも解釈出来ます。

 

でも、ほとんどの人は、実行に移すことはありません。ユニコーンの夢を見た時には、何らかの想いを抱えているはずなのですが、その想いを実現化するための行動を取る人は、稀です。

 

心で想うことと、実行することは、また別物だからです。行動することは、比較にならないくらい大変です。だから、素晴らしい考え方を持っていたとしても、そこで止まってしまいます。非常にもったいないですね。

 

もし、あなたがユニコーンの夢を見たら、今、心のなかで、どんなことを感じているか、自分と向き合ってください。もしかしたら、そんなことをするまでもなく、『こうしたい』と思い描いていることが、明確にあるかもしれません。

 

いずれにしても、そうやって、自分の想いがハッキリしたら、是非、それを実行に移してください。ユニコーンの夢を見るということは、スピリチュアルの世界から、その想いを実現するためのサポートを受けている状態でもあるので、きっと何かが変わり、良い方向に向かうはずです。

 

ユニコーンを見たある娘さんのお話

ユニコーンの夢が意味するスピリチュアルメッセージを、分かりやすく体現する事例として、管理人のなかで印象的な話があるので、ここでシェアさせて頂きます。

 

数年前、とある夫婦が自宅を買い替えるか、リフォームするかで悩んでいました。まだ住める家だったのですが、ところどころ修復が必要で、経費も掛かり、買い替えたほうがいいのではないかという話になったそうです。

 

そのご夫婦には、一人娘がいて、とても可愛く、すくすくと育っていたのですが、そんなある日、その娘さんが、ユニコーンの夢を見たというのです。

 

まだ、ユニコーンという存在さえ知らない、小さな女の子ですから、『角の生えたお馬さん』という言い方をしたそうですが、お母さんは、スピリチュアルのことに詳しく、これはメッセージだと直感しました。

 

そして、ユニコーンのことについて詳しく調べた結果、神様はこの子を通じて、私達に決断をさせたいに違いないと感じたのです。

 

その決断が何なのかまではわかりませんが、お母さんは、直感で自宅の購入のことだと解釈して、リフォームではなく、設計からすべてやり直して、家を買い替えました。

 

しかし、その時には、それが正解かどうか、明確に分かるような出来事は、何も起きず、その後、ずっと、疑問に感じていたそうです。

 

でも、それから数年後、その家は、広々と設計をやり直したことで、介護施設として利用出来るようになり、地域のお年寄りの大切な場所になっていました。

 

はたして、これが、ユニコーンが望んだ未来かどうかは、わかりません。しかし、私はこの話を聞いた時、ユニコーンは両親ではなくて、純粋な子供に夢を見させて、一途な思いを持つお母さんに行動させたのだと感じました。