便秘のスピリチュアル的な意味

 

スピリチュアルの世界からは、常に私達に対して、何らかのメッセージが送られています。ただし、それは直接的なものではなく、病気、環境、動物、自然現象など、様々な形に変えられていますが、これらのなかでも、特にメッセージ性が強いのが、病気=体に起こる変化です。

 

そういった意味では、『便秘』という症状にも、スピリチュアル的な意味があります。身近なことなので、つい見過ごしがちですが、大切なメッセージが込められています。

 

では、具体的には、どんなメッセージとなるのか。このページでは、便秘という症状が持つ、スピリチュアル的な意味合いについて、お伝えしていきます。

 

※補足
便秘というのは、医学的には、3日以上排便がない、もしくは1週間の排便回数が2回以下の症状を指しますが、ほとんどのケースにおいて、生活習慣が原因です。ここを改善することで、症状は治まりますが、その場合には、特にスピリチュアル的には、意味はありません。

 

単純な体の症状と捉えてください。でも、なかなか治らない、あるいは何度もぶり返すという時には、そこには、スピリチュアルの世界からのメッセージが込められている可能性があります。

 

便秘という症状を、漢字から見た時のスピリチュアル的な見解

ここでは、まず『便』という漢字から見ていきます。『便』という漢字は、実は様々な言葉に使われています。たとえば、便利、便宜、郵便、などですね。

 

日本では、特に、『郵便』、『便り』、『定期便』、『宅急便』など、手紙や荷物に関連する言葉に、使われることが多いのですが、共通するイメージがあることに、お気づきでしょうか。それは、『流れる』、『通過する』といったイメージです。

 

一方、便秘の『秘』ですが、この漢字には、『滞る』という意味があります。つまり、『便秘』というのは、『通過する』ものが『滞る』というわけです。便が出ないという状態を、見事に表現しています。

 

便秘になった場合

上記から分かるように便秘とは、流れているものが滞るという意味を持ちます。これはスピリチュアル的に解釈すると、新しいものを取り入れることを拒否している状態を指します。逆に言うと、古いものに固執するといった意味です。

 

もし、あなたが便秘に悩んでいたとしたら、何か否定していること、拒絶していることがないか、考えてみてください。もしくは、どうしても譲れないことですね。

 

対象が何であれ、こういった考え方を持っていると、それは、体内に自分の思いを留めておくことにつながり、流れを止めることになります。そして、こんな時、身体的には、便秘という症状が出てくるというわけです。ちなみに、否定の気持ちが強ければ強いほど、便秘の症状は悪くなります。

 

また、この否定には、手放すことに対する『怖さ』が関係しています。今まで、住んで街から引っ越す、仕事を変える、子供が大学に進学して家を出るなど、環境に変化がある時には、たとえ、それが楽しいことだったとしても、同時に不安・恐怖といった感情が出てくることがあります。

 

人間というのは、変化に対して抵抗を感じる動物であり、例え、良い変化であったとしても、拒否しようとする気持ちが出てきますが、これは、自分自身の考え方に関しても、一緒です。

 

何か否定している、拒絶しているというのも、その状態が続くと、それが普通の状態となり、変えることには抵抗が出てきますが、そうなると、便秘になりやすくなります。

 

便秘の解消法

ここまでの説明から分かるように、便秘というのは、物事に対する執着が、原因で起こる症状なので、執着をなくす=手放すことが解決策となるのですが、でも、なかなかこの感情を消すことは難しいと思います。

 

そこで、いきなり変えようとはせず、少しでも、新しいことを受け入れることを意識してみてください。そのためには、人の意見に耳を傾ける、違う方向から考えてみる、ちょっとだけ自分の見方を疑ってみるなど、柔軟性を持つことが重要です。

 

そして、少しでも変化を起こすことが出来たら、そのことに集中することです。そうすることで、さらなる変化を引き起こせるようになり、これを続けていけば、最初の執着を捨て去って、心身共にリフレッシュしますし、そうなれば、便秘の症状も落ち着いていることでしょう。

 

管理人の体験談

私は元々、快便のタイプでしたが、気が付いたら便秘になっているという時が、たまにあります。凄くお腹が固くなり、ガスが張って苦しいのですが、そういった時の状況を思い返してみると、気づくことがあります。

 

便秘になる時は、私の場合、大体、人間関係で疲れています。周りとの議論で、相手の意見を受け入れられない。または、自分の意見が通らないというようなケースが多いのですが、こういった時には、必ずと言っていいほど、便秘になっています。

 

スピリチュアルを学んだあとは、普段から神様の存在を感じて、過ごすことが出来ており、そうなると、意識的にリラックスしていこうと、思考が働くようになります。

 

そうすると、余裕があるためか、自然と自分と違う他人の意見にも、耳を傾けられるようになります。もちろん、そのなかには、やっぱりおかしい、自分は違うと、そのまま受け入れることが出来ない意見もありますが、頭ごなしに否定することはなくなりましした。

 

今は、そういった意見に対しても、もしかしたら、自分のタメになることがあるかもしれないと思い、素直に、最後まで聞けるようにしています。(自分と違う意見を聞くことが、自然な状態となっています。)

 

そして、こんな姿勢が身に付いた今は、完全に治ったわけではありませんが、便秘になる頻度は、少なくなっており、こうやって振り返ってみると、体を通じて、スピリチュアルの世界から、色々なメッセージを受け取っているんだなと、実感します。

 

ちなみに、この『神様の存在を感じる』というのは、自分の意識を広げてくれるので、便秘に限らず、色々なことに役立ちます。体調が悪くなった時には、改めて、神様を感じるというのは、改善するための、とても良い方法なので、ぜひ、頭のなかに入れておいてください。