私たちの身の回りには数字があふれていますが、スピリチュアル的に言えば、数には、それぞれに意味があります。
頻繁に特定の数字が目に飛び込んでくるようになる、なぜか、特定の数字が気になるといった時には、その数字を通じて、スピリチュアルの世界から、何らかのメッセージが送られてきていると考えてください。
五という数字の意味
このページでは、『五』という数字、及び『五角形』という形に込められた、スピリチュアルメッセージついて、見ていきます。
五という数字は、スピリチュアルそのものに深く関係している数字であり、宗教や占術などには、古くから取り入れられてきました。五の代表的な性質としては、人に慕われるというものがあり、名前や生まれた日に『五』が付くと、人気者になる傾向があります。
また、『五』は、きっかけ=物事を変えるタイミングを示す数字としても、知られています。たとえば、あなたが何かにずっと悩んでいた状態にあって、そのなかで、『五』の付くものを見たり聞いたりした場合には、何かの行動を取ることで、問題がすぐに解決する可能性があります。
(その行動というのは、そのタイミングで思いついたものであれば、何でも構いません。たとえば、あなたの信頼している人に悩みを打ち明けるといったことです。)
ちなみに、問題解決ということで言えば、困難に陥った場合は、『五』から『四』を作り出すと、その状態が解決に向かうと言われています。
これだけだと、なんのことか分からないと思いますので、具体例を挙げると、何かの予定に『五』の数字が含まれていたら、『四』の付く日に変更をしたり、関係する人の数を『五人』から『四人』にしたりします。そうすることで、困難な状況が和らいでいきます。
これは、けっこう簡単に出来ることなので、覚えておくと役立つと思います。
図形の意味
では、次に、『五角形』という図形について、スピリチュアル的な視点から見ていきますが、五角形は5つの要素を並行的に図案化出来る図形として広く使われてきました。世界中では、魔術の記号とされ、守護に用いられたり、悪魔の象徴として使われたり、してきました。
スピリチュアルの世界でも、五角形は特別な意味のある図形で、六角形とともにパワーのある図形とされてきています。(守護と悪魔だと正反対ですが、どちらも、強力な存在ということでは、一緒です。)
この考え方は、古代中国の思想『五行説』から来ているのですが、スピリチュアル的に見て、なぜ、五角形が、パワーを持つ図形なのか、その理由を理解するうえでは、『五行説』は知っておくべき思想なので、詳しく述べてみたいと思います。
五行とは、万物は『水、木、火、土、金(もっかどこんすい)』の5つの元素に分けられ、それらがお互いに影響し合って、宇宙が成り立っているという思想であり、この五行を理解するために、五角形が用いられました。
これは、まず『水』から始まり、時計回りに回転していきます。水のおかげで、木々が生え、木は火の元になり、燃えた後は土に還ります。土の中では金などの鉱石が生まれ、その鉱石が溶けて、水に戻ります。
また、水は火を消し、木は土から栄養分を奪い、根をはります。火は金を溶かし、土は水をせき止め、金は木を切ることが出来ます。
このように、五角形は五元素によって自然現象や人事現象の全てを説明出来る図形です。なお、五行の行は、天のために気を巡らすという意味から、循環の意味を持っています。
身体への応用
医学の世界でも、身体の病気や症状、及び、その解決方法を、この五角形を使って、表現してきました。身体の機能を表す概念を五臓といい、『腎、肝、心、脾、魄』で表し、それぞれの『水、木、火、土、金』に対応しています。
- 水-腎
- 木-肝
- 火-心
- 土-脾
- 金-魄
心の状態
同様に、人間の精神状態も、この五行で表現することが出来ます。心の状態を五神といい、『志、魂、神、意、魄』で表し、それぞれに対応しています。
- 水-腎-志
- 木-肝-魂
- 火-心-神
- 土-脾-意
- 金-魄-魄
つまり、心が病んでいる状態というのは、火のエネルギーが少ない状態を意味しており、同時に、土のエネルギーに影響します。(上記の五行の図を見て頂ければ分かるように、火は土のエネルギーの土台となります。)
そうすると、脾臓に不調が起こり、それが原因で『意』にも悪影響が起こります。(たとえば、意思がまとまらないといったことです。)
- 土-脾-意
土に相当する身体が『脾』、精神が『意』なので、土のエネルギーが悪くなれば、『脾』、『意』にも悪影響が出る
もし、あなたが心や体に異変を感じているなら、この五角形のどこに当てはまるのか、チェックしてみてください。そうすることで、何か気付くことが出てくるかもしれません。
なお、五行説の詳細に関しては、色々な書籍やインターネット上で調べることが出来ますので、自分の不調の原因にあたる要素について、調べてみるのもオススメです。
たとえば、『肝臓』の調子が悪いから、『木』のことについて調べるといったことです。そのなかで、大切なことと出会えるかもしれないですよ。