腕のじんましんという現象に込められたスピリチュアル的な意味合い

 

私達の肉体に起こる現象は、スピリチュアル的に、なんらかの意味を持っています。その意味とは私達の現状を教えてくれるものであり、良い意味であることもあれば、悪い意味であるケースもあります。

 

いずれにしても、それは、スピリチュアルの世界から送られてきているメッセージであり、そのメッセージを受け取った私達は、出来るだけ早く、その意味を理解して、適切な行動を取っていかなければいけません。

 

このスタンスのもとに、このサイトでは、様々な現象をテーマに、スピリチュアル的な意味合いを解説していますが、このページの内容は、『腕におこるじんましん』です。

 

じんましんとストレス

じんましんとは、元々、イラクサ(蕁麻)の葉に触れると、皮膚が腫れることから、名付けられた皮膚疾患のことです。かゆみやチクチクとした痛みを伴う皮膚病の1種です。

 

医学的な見解としては、じんましんというのは、体温の急激な変化など、体の反応が追いつかない環境下で引き起こされます。すなわち『ストレス』が原因となり、引き起こす物質であるヒスタミンを刺激することで、急に皮膚が赤くなり、かゆみなどの症状が出るというわけです。

 

この『ストレス』というのは、スピリチュアル的にも、じんましんの原因になると言われていますが、より正確に言えば、『心』のストレスが、本質的な要因とされています。

 

では、心にストレスを感じるというのは、具体的には、どんな状態を指すのでしょうか?

 

それは、『我慢』している状態です。

 

何かに対して、我慢して我慢して、耐えていた感情が、抑えきれずに爆発してしまう直前に、じんましんという症状が引き起こされるというのが、スピリチュアル的な解釈です。

 

頭のなかでは平静を装っていたとしても、心では違う感情が起こっている状態です。じんましんという症状を表面に出すことによって、心があなたに『もうすぐ限界が来ますよ!』と教えてくれています。

 

目的をもって日々生活をしている人が、なかなか自分の思い通りにならず、心にストレスを感じている。こういったイメージが一番近いかもしれません。

 

腕におこる意味合い

じんましんが持つ、スピリチュアル的な意味合いは『我慢』ということはわかりました。では、腕にじんましんができたということは、何を意味しているのでしょうか?

 

腕は、モノを握ったり放したりする機能を持つ器官ですが、このことから、スピリチュアル的には、『腕』は、『得ること、与えること』に関係していると考えます。

 

そして、じんましんというのは、心のストレスを意味するものですから、腕にじんましんが起きるというのは、この『得ること、与えること』に関して、何かのストレスが生じているということを、意味しています。

 

たとえば、自分のことばかり考えていて、相手に与えることが疎かになってしまうと、バランスが崩れてしまいます。逆もまた然りです。

 

つまり、腕にじんましんが起こるということは、自分が一方的に得ることばかりを考えている、あるいは、周囲のことをおもんばかるあまり、自分のことがおろそかになっている。(相手に与えるばかりになってしまっている。)

 

こんな状態です。いずれも、心のバランスが悪い状態であり、じんましんは、そのことを教えてくれています。ですから、腕にじんましんが起きた時には、『与える、得る』という観点から、自分の状態を振り返ることが大切です。

 

※補足
相手に与えるばかりというのは、良いことなのではと感じる人もいるかもしれませんが、やはり、これも程度問題です。自分の精神・身体に過度な負担をかけることはNGですし、心が整っていれば、そもそも、自分に負担をかけるような行動は取りません。

 

罪悪感から、自分を犠牲にして、他人に奉仕するなど、何か、自分の心に修正すべき要因があるからこそ、こういった行動を取るわけであり、腕にじんましんが出来るということは、今のあなたが、そういった心理状態にあるということを、意味しています。

 

管理人の知人の体験談

管理人の知人で、今はサラリーマンだけど、いつか独立して、会社を経営したいと、昔から考えていた人がいます。彼の能力・スキルは素晴らしく、おそらく、その業界においては、トップクラスの実力でしょう。

 

彼自身も、そのことは自覚しており、いつも自信をもって、精力的に仕事に取り組んでいました。そして、いつかは自分自身の会社を作り、事業を軌道に乗せたいという夢を、常々語っていました。

 

そんなある日、彼の友人が独立して、会社を興しました。その人は、実力的には、彼には遠く及ばない人でしたが、仲間数人とチームを組んで、それぞれの得意分野を分担する形で、組織を構築して、起業しました。

 

一人一人の実力は劣っていても、組織化することで、その欠点を補ったということです。

 

その話を聞いた彼は、驚いた様子でした。自分より格下と思っていた人物に先を越されてしまった。その分野でのライバルが増えてしまった。

 

色々な考えが、彼の心の中に生まれたようですが、ちょうどそのころからです。彼の腕に、じんましんができるようになりました。

 

彼の心は、相当なプレッシャーに押しつぶされそうになっていたのです。私は彼に対して、じんましんのスピリチュアル的な意味合いを伝えて、同時に、腕にできることが、何を指しているのかということも伝えました。

 

そして、彼自身、自分自身のことを振り返りましたが、その話を聞くと、彼は、いつの間にか、自分のことだけしか考えられなくなっていたようです。

 

そのことに気付いた彼の態度は、そこから変わっていきました。自分の技術を惜しげもなく、人に伝え、同時に、なにもかも自分一人で対処しようとせず、苦手なこと、出来ないことに関しては、素直に助けを求めるようになりました。

 

そうすると、人に恵まれ、以前にも増して、仕事が上手く回るようになりました。そして、じんましんもすっかりなくなりました。

 

彼はまだ、サラリーマンのままであり、今後、彼が独立するかどうかはわかりませんが、どちらを選んでも、大丈夫と私は確信しています。(彼自身は、今の仕事も楽しんでいます。)