歯の痛みのピリチュアル的な意味合い

 

私達の体に起きる様々な現象というのを、スピリチュアル的に見た場合、全てにおいて、何らかの意味を持っています。

 

その一つ一つに、大切なメッセージが込められており、その意味を理解したうえで、適切な行動を取ることが、メッセージを受け取った私達の義務です。

 

この観点から、当サイト『スピリチュアル探求ブログ』では、症状別に、そこに込められたスピリチュアル的な意味合いについて、考察していますが、このページでは『歯の痛み』という現象について、見ていきます。

 

歯の役目から見るスピリチュアル的な意味

まず歯の役目という視点から、考えていきたいと思います。歯の役割というは、食べ物を細かく分解して、消化しやすい状態にすることですが、この細かく分解するという行為は、我々人間や歯を持つ動物にとっては、欠かすことの出来ない行為です。

 

そのまま飲み込むことの出来る食べ物というのは限られており、多くの食べ物は、もし、そのままの飲み込んだとしたら、消化不良を起こしてしまいます。

 

そうなれば、栄養を取ることが出来なくなりますし、それどころか、逆に体がダメージを受けてしまうこともあります。(最悪のケースとしては、死に至ることもあります。)

 

細かく分解した食べ物が、体の中で適切に消化・吸収されることで、人間の身体というのは、エネルギーを確保して、活動出来るようになります。

 

この事実を、もっと広げて考えてみると、世の中のもの全てに、当てはまります。たとえば、ある大きなプロジェクトがあるとします。

 

でも、大きな計画というものが、そのままいきなり生まれることはありません。新しい何かを作ろうとした時には、必ず、小さな計画を練ることになり、その小さな計画の集まり=集合体が、大きな計画となります。

 

人の出会いもそうで、最初はたわいもない出会いから、次第に、お互いの気持ちが通じるようになり、そこから信頼が生まれて、人間関係が成立していきます。

 

物事というのはプロセスの集まりですが、歯というのは、大きな物事を創り上げるプロセス、そのものを象徴しているということです。

 

こういった視点から、歯というものをスピリチュアル的に見ると、その人が新しい何かを受け入れることが出来ているか出来ていないかを、判断する物差しになっていると言えます。

 

歯の痛みが意味するものとは

ここで、歯の痛みに話を戻しますが、歯に痛みがある時には、満足に、食べ物を噛み砕くことが出来ません。

 

その状態を、スピリチュアル的に解釈すると、あなたが新しいものを受け入れられていない状態にある、もしくは、自分の立場を分かっていな状態にあるということを、意味しています。

 

これが、根本となるメッセージですが、どの歯が痛むのかによっても、メッセージの内容が異なるので、ここから細かく見ていきます。

 

右上

右上とは口の中心から右上全部の歯を指しますが、ここに痛みがある人は、外部からの変化を受け入れることが出来ない状態にあります。

 

新しい上司、転職後の職場環境、転居先の土地などですが、このまま、拒否する状態を続けても、物事が好転しないという、スピリチュアルメッセージが、歯の痛みという症状を通して、伝えられています。

 

この時には、新しいことを受け入れる姿勢を持つか、もし、どうしても、自分に合わないということであれば、外部の環境を変えるようにしてください。いずれにしても、このままではダメです。

 

左上

左上というのは、口の中心から左半分を指しますが、ここに痛みがある人は、自分の内面にある何かを認めようとしていないことを、意味しています。

 

たとえば、自分はもっと上の地位に行けるはずなのに、どうして今の地位にいなければならないのかと悩んでいる人や、自分の欲しいものが手に入らない人などに起こります。

 

でも、スピリチュアル的に言えば、あなたにふさわしい物事しか、起きないわけですから、その不満というのは、高望み、勘違いということになります。

 

その状態が、今の自分に適切なものと認めて、その状態が嫌なのであれば、変える努力をするようにしてください。

 

右下

口の中心から右下の部分に痛みが出た時には、物事が実現していない状態にあることを意味しています。たとえば、進行中の仕事が行き詰っている、あるいは、もう少しで達成するかもしれないのに、あと一歩というところで、止まってしまっているという状態です。

 

でも、これは同時に、あなたが決意を固めて、前進すれば達成出来るという意味でもあるので、気持ちを入れ直して、そのことに取り組んでください。勇気を持とうというメッセージと捉えるといいですね。

 

左下

口の中心から左半分下の痛みというのは、人間関係に問題がある時に、起こります。原因はあなたの感謝の不足から起こるものなので、ここの歯に痛みが出た時には、何か、感謝することを忘れていることがないか、考えてみてください。

 

そして、その感謝というのは、心のなかですることではなく、お礼の手紙を出す、お返しに何かをしてあげるなど、具体的な行動を伴うものになるかもしれませんが、その時には、その行動を実践するようにしてください。

 

歯の痛み方によっても、意味が違ってくる

このように、どの歯が痛むのかによって、スピリチュアル的な意味合いが違ってきますが、同時に、歯がどんなふうに痛むのかによっても、メッセージの内容が異なるので、最後に、そのことに触れておきます。

 

虫歯のような慢性的な痛みというのは、今、起きている現実とリンクしているので、ここまでお伝えしてきたようなことを、指針として考えていけばいいのですが、歯そのものに、何も原因がないのに、突然、『チクッ』と刺すような、急性的な痛みが出た時には、過去のトラウマが原因で引き起こされている可能性があります。

 

たとえば、何か決断に迫られている時に、過去の苦い経験から、それを拒否してしまうといったことです。こういった時には、急性の痛みが起こります。

 

その時には、今、決断する前に、その過去と向き合って、受け入れることが先決です。これが出来ない状態で、決断しようとしても、そのトラウマが邪魔をして、誤った方向を選択する危険性が高いです。

 

急性的な歯の痛みというのは、スピリチュアルの世界から、こんな警告が送られてきているということなので、まずは、自分の過去と向き合うようにしてください。

 

医学的な治療も大切に

ここまで見てきたように、歯の痛みには、様々な意味が込められているので、どんな痛みなのか、内容を分析したうえで、対処する必要があります。

 

同時に、医学的な治療を受けることも大切なので、スピリチュアル的に、適切な行動を取りつつ、歯医者さんにも行くようにしてください。

 

医学的なアプローチと、スピリチュアル的なアプローチ、両面から取り組んでいくのが、ベストです。それが、現実的な世界において、スピリチュアル性の高い生き方を送るコツです。

 

スピリチュアル性を重視する余り、現実性を軽視するのは、スピリチュアル的に正しいことではないので、注意してください。(なぜ、現実の世界に自分がいるのか、その意味を考えれば、このことは明白でしょう。)