今日は、かなり気分が良く、朝から快調です。世の中バラ色、わけもなく楽しいですし、暗いことや不安になるようなことを考えても『それがどうした!!』です。ネガティブな考えに影響を受けないというか、『まあいいじゃん』と包み込むような感じで、自分が聖者にもなった気分です^^

 

ただ、この1週間はネガティブモードでした。イマイチ気持ちがすぐれません。今に集中しようとしても、雑念が浮かんできて、どこか心がざわついた状態です。大好きな読書も本を開くことすらつまらなく感じてしまってました・・・・気持ちの浮き沈み

 

瞑想をしても意識が全然クリアにならず、そもそも瞑想している間さえ、考えが止まらず、さながらマインドの暴走状態です(;^_^

 

『人生、調子が悪い時もある。そのうち、どうにかなるだろう。』と思いながらも、どこかスッキリしない気分で過ごしていたのですが、これが今朝になったら真逆です。

 

こんなものなんだなと思いました。

 

暑い日もあれば寒い日もある、晴れの日もあれば雨の日もあるというふうに、心の状態も一定ではなく変化します。これは自然に摂理なので、良いも悪いもありません。

 

最近までの私は、ネガティブな状態をなくすことを目標にしていたのですが、ある程度まで減らすことは出来ても、ゼロにすることは無理だなと思い始めています。それは自然の摂理に反することだからです。

 

気持ちの浮き沈みを受け入れられるようになった言葉

 

こんなふうに考えが変化したのは、スピリチュアルの本で印象的な言葉と出会ったからです。

 

それは、阿部俊郎さんの『大いなるひとつ』に出てくる一節です。

 

プラスがあり、マイナスがある。プラスだけになろうとする人は、山の高みに自分がいて、そして谷を全て消そうとしていることと同じです。でも山は谷がなければ存在出来ません。

僕たちが目指すべきは賢人です。賢さとは知識の量や、頭の回転の速さでもありません。山の頂上も谷底も、両方持っていることを素直に認め、それを受け入れて、そして自分と仲直りした状態の人です。これを賢人と呼びます。

 

私にとって、自分が気になるマイナスというのは不安や自信のなさ、嫉妬心などですが、こういったものをなくそうとするのではなく、受け入れていくのが大切ということになります。

 

これは自分に関して意識的にならなければ(理解が深くならなければ)出来ないことですが、阿部さんは『理解とともに自覚や気づきが高まっていくと、谷底という闇は存在するけれど、気づきという力によって発揮できなくなる』とも書かれています。

 

たしかに、『今、自分が不安だな』、『今、俺はあいつに嫉妬している』と客観的に眺められるようになると、その感情にとらわれなくなりますし、嫉妬のあまり人を攻撃したりといった行動を押さえられるようになります。

 

ネガティブな感情を抱きながら、心の平穏を感じる

 

この状態が進めば、こんなふうになるんだなと思った言葉があります。

 

エックハルト・トールの『THE POWER OF NOW』という本に出てくる言葉です。ちょっと補足ですが、これは英語の本です。日本では『さとりを開くと人生はシンプルで楽になる』というタイトルで出版されています。エックハルト・トール THE POWER OF NOW

 

ご存じの方も多いと思います。私が大好きな本の一つなのですが、先日、アマゾンのレビューを見ていたら翻訳のしかたがヒドイ、原書とは全く違うという声が多数投稿されていたので、気になったので原書を買って読んでみました。

 

そこで出会った言葉です。

 

When a loved one has just died, or you feel your own death approaching, you cannot be happy. It is impossible. But you can be at peace.

愛する人が死んだり、自分自身が死に近づいているとしたら、幸せになることは出来ない。それは不可能だ。でも、そんな状態でも平穏な心でいることは出来る。

 

日本語訳は私が適当に訳したものなので、あまりうまくありませんが、要は不幸であっても、落ちついた心でいられることは出来るということですね。

 

この一節を読んだとき、『たしかにそうだ』と思いました。そして、心が平穏であれば、自分が悪い状況にあったとしても嫌ではないなと思いました。

 

実際にそうです。物事が自分の思うようにいかなくても、気持ちが楽であれば、普通に過ごすことが出来ます。

 

人生、幸せなことばかりではない。嫌なことも起きる。でも、それを自然に受け入れることが大切ということですね。

 

ただ、本当にそんな心境になっている時って、嫌なことが起きても幸せなので、言葉って難しいです。

 

幸せを求めようとすると幸せにはなれない。でも、幸せになれないことを受け入れると、幸せになる。究極のパラドックスのような気がします。

 

もっと、うまく書ければいいのですが、今の私には、これが精一杯です。もっとうまく、まとめられるようになったら、またこの話について書き連ねてみます。