デジャブという現象が意味するスピリチュアルメッセージ

 

皆さんも『デジャブ』という言葉を聞いたことがあると思いますが、その意味はご存知でしょうか?デジャブという言葉は、生まれて初めて経験したのに、前にも経験したことがあるような感覚を持つことをいいます。

 

日本語では『既視感』といいます。ではこの感覚を持つということは、スピリチュアル的には、どんな意味合いがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

 

形而上からのお知らせ

我々の住んでいるこの世界のことを、霊的に表現をすると、『形而下』といい、人間の人知ではとても解明出来ないものの総称を、『形而上』と言いますが、デジャブの感覚は、この形而上からのお知らせを意味します。

 

我々の脳の中では、とても理解が出来ないもの、つまりは神様からのお知らせです。そのお知らせの意味は、『あなたに危険が迫っていますよ、その準備をしてください。』とか、『いいことが起きますよ』といった、未来を伝えるためのメッセージです。

 

このお知らせは、小さなものから、だんだんと大きくなります。例えば、『あれ、ここの道、通ったことがある』ということから、『初対面なのに、この人と食事したことがある』といった具合です。

 

メッセージ性が強ければ強いほど、デジャブの感覚が、鮮明に頭の中に現れますが、何を意味しているのかは残念ながらわかりません。登場する場所、モノ、人、全てを冷静に考えなければいけません。

 

このサイトでは、特定の現象、症状(病気)、動物、植物など、テーマ別に、スピリチュアル的な意味合いをまとめていますので、あなたがデジャブを感じる時に、遭遇するモノ・現象のページを参考にしてみてください。

 


たとえば、あなたが、デジャブを感じる時に、必ず薔薇の花を見るという時には、薔薇が持つスピリチュアル的な意味合いが、ヒントになります。

 

ちなみに、薔薇は、神の愛を表現するものと言われているので、仮に、今何か問題があったとしても、『大丈夫』ということなのかもしれません。

 

前世の記憶

輪廻転生という言葉があるように、人は生まれ変わるという考え方がありますが、この考え方によると、人間が生きている間に、どれだけの『徳』を積むかで、次の世界が変わります。

 

徳をあまり積んでいない人、あまり善い行いをしなかった人が生まれ変わった時には、前世の誤りや間違いを繰り返させないように、当時の行動が、鮮明な記憶として脳内に浮かびます。

 

しかし、普通の人は、そんなことはわかりません。『あれ?』という感覚で終わってしまい、同じ過ちを繰り返すのです。このページを読んでいる人ならば、スピリチュアル的なことに興味があるかと思いますが、デジャブを感じた時には、心を落ち着かせて考えてみてください。

 

デジャブを感じる内容というのは、あなた自身、日頃から取ってしまう、悪い行動ではないでしょうか。もし、そうでしたら、それは、その行動を辞めましょうというスピリチュアルの世界からのメッセージと捉えてください。

 

自分自身からのメッセージ

過去や未来の自分が、現代の自分に何かを伝えようとしている時にも、デジャブを感じることがあります。思いがあまりにも強烈なため、魂だけが幽体離脱して、伝えてくれているのですが、この場合には、もっぱら危険が迫っていることが、ほとんどです。

 

予知夢との違い

未来を告げることに『予知夢』があります。デジャブと予知夢の違いは、実際に起きている時に、持つ感覚であるかどうかということです。予知夢の場合、眠っている間に見た夢を記憶することは、まず出来ません。

 

うっすらと覚えているという感覚が残る程度であり、予知夢が現実になった時になって、初めて『そういえば、夢で見た』と思い出して、予知夢の存在に気付くことになります。

 

一方、デジャブというのは、現在進行形で普段の生活の中で、生まれる感覚です。予知夢よりも、デジャブのほうが、遙かにメッセージ性が強く、急を要するものが多いのです。

 

デジャブにまつわる、ある運送会社の社長の話

ここで、デジャブにまつわる一人の人物の体験談をシェアさせて頂きます。ある運送会社を経営する社長が経験したことです。

 

その社長は毎朝、朝礼で自らトラックドライバー達の点呼を行い、彼らの心理状態・身体状態をチェックして、運転しても支障がないことを確認してから、送り出すことを日課としていました。

 

そんなある日、いつも通りに点呼を行っていたら、ある1人のドライバーを前にした時、『あれ、この前と同じ感覚だ』と感じたそうです。しかし、その感覚はすぐに薄れ、そのドライバーの健康状態は良好だったので、朝礼を終わらせたあと、いつも通りに送り出しました。

 

すると、デジャブを感じたドライバーが、事故を起こしてしまいました。幸い、大事には至りませんでしたが、その時、その社長が感じたものは、危険を知らせるデジャブだったということです。

 

デジャブを感じたら

現実問題、デジャブが起こっても、どう対応して良いかわかりません。何を意味しているか、その時点で、正確に把握するのは難しいからです。

 

でも、『何か、おかしいぞ』、『何かのメッセージだ』と気付くだけでも、違います。その気づきをきっかけに、次に取る行動が、より適切なものになるからです。

 

そのため、デジャブを感じたら、とにかく、『何を意味するのだろう』、『今、自分は何をすべきなのだろうか』と考えるようにしてください。上記の社長の例で言えば、特定の人物に関するデジャブなので、その人に対して、何が出来るかを考えます。

 

もしかしたら、それは、『今日も気をつけて』と一言かけるだけかもしれませんが、その一言を受けたことで、そのドライバーの注意力が増して、事故を防ぐことにつながったかもしれません。

 

世の中は、些細なことが大きな変化を生みますが、デジャブは、その些細な何かを実行するタイミングとも言えます。つまり、デジャブは、『今が、重要なタイミングなんだよ』ということを教えてくれる、スピリチュアルメッセージということですね。

 

ちなみに、こういったお知らせというのは、デジャブだけではなく、様々な方法で、もたらされていますが、日頃から、神仏やご先祖様を敬うこと、徳を積む行為をしていくことで、感受性が高くなり、より気付きやすくなります。